エフェクトは7種類で、重ね掛けもOK
画面右上の「EFFECT」とタップすると4分割されたパッドが表示。このパッドの操作でループ全体にエフェクトをリアルタイムに掛けられます。
エフェクターはFILTER、DECIMATOR、DELAY、FLANGER、NOISE、LOOPER、ISOLATORの全7種類を2系統で使用可能。「MOTION」でエフェクトのかかるスピードを設定し、パッド上でエフェクトのかかる深さを操作する、といった感じです。
基本的には片方ずつを選択して使いますが、両方のエフェクトを同時押しすればエフェクトの重ね掛けも可能です。なので、FILTERとNOISEを同時掛けして有機的なノイズを演出してみたり、LOOPERとDELAYを同時掛けしてトリッキーなリズムループを作ることもできます。
ファンクションボタンを使えば演奏中も素早く設定が変えられる
メイン画面の下部には左側にL1~5、右側にR1~5のファンクションボタンが十字に配置されています。このボタンはTNR-eで打ち込みを行なう際によく使われる機能があらかじめ設定されているショートカットのようなもの。それぞれのボタンを長押ししながら16×16のマトリクスボタンを操作することで様々なコントロールができます。
それぞれのキーは以下のように設定されています。なお、ユーザー側で任意に設定を変えることはできません。
ファンクションボタンの設定 | ||
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キー | アクション | 効果 |
L1 | 音色 | 全256音色が16×16の各ボタンに設定されています |
L2 | ゲートタイム | 音が発音されてから消えるまでの長さの設定 |
L3 | オクターブ | 上下5オクターブの範囲で設定が可能 |
L4 | ループポイント | 1~16までのポイントでループの始点と終点を変更可能 |
L5 | ループスピード | 16分音符を基準に4分、8分、16分、32分でループの速度を変更 |
R1 | レイヤーの切り替え | |
R2 | BPM | BPM40~240の幅でループのテンポを変更 |
R3 | トランスポーズ | 8から-7の範囲でループの調整を変更 |
R4 | 各レイヤーの音量 | 1~16の各レイヤーの音量を0~127の範囲で変更 |
R5 | ブロック(1~6の各レイヤーをひとくくりにしたもの)の切り替え | 最大16個まで作成し、切り替え可能 |
(次ページでは、「絵を描くようにループを作っても面白い」)