どの形状のウェアラブル端末が
ユーザーに選ばれるかはまだハッキリしていない
今年のファーウェイの展示はウェアラブルにフォーカスしたものとなったが、スマートウォッチ分野の離陸が始まるのか?
この点について、吉本氏は次のように語る。「ファーウェイとしてウェアラブルを積極的にやっていく。それなり浸透するだろうと考えてはいるが、ただ製品を出すだけではダメなので、エコシステムを作っていく」。それがB2で予定しているSDKだ。一方、Huawei Watchについては、Android Wearのエコシステムに乗っかる形となる」。
「B2ではデザイン面が洗練されてきた印象だが、これについてはまだまだ難しさを感じているようだ。「コストとサイズのトレードオフで、画面が小さい関係で表示できる内容に制限がある。本当ならSMSのメッセージを入れたいが、そうすると必然的に文字が小さくなる」。
「(B2の)パネルウォッチだと時計にもなるし、メッセージも表示できる。どちらが受けいれられるのか」とする。市場がまだ早期段階で、ユーザーがどちらを好むのかがまだわからないという状態のようだ。3製品とも日本市場での展開は未定とのこと。
国内でのSIMフリースマホは後継機を予定
ただしどんなモデルかはまだ未定
日本国内のスマートフォン市場ではSIMフリー端末で一定の成功を収めており、「今後も後継機を出していく」とのこと。ただし、SIMフリー端末の潜在市場規模がまだ小さいため、製品同士が相殺しないようにどのようなものを出すのかなどはまだ決まっていないようだ。これに加えて、オンライン販売なども検討しているとのこと。オンラインはシャオミ対抗で開始した中国で好調で、世界レベルでの販売台数は2000万台に達しているとのことだ。
MWCでオンライン向けの「honor」シリーズとして展示されていたのが最新機種の「honor 6 plus」。5.5型ディスプレーで1.8GHz動作のオコタコアプロセッサを搭載。カメラはメインとサブともに8メガピクセルで、自撮り好きな中国ユーザーの声に応えている。このほかハイエンド級の性能を持つ、7型Androidタブレット「MediaPad X2」なども展示されていた。