バッテリーが切れたiPhoneの場所を探す
バッテリーが切れて電源が落ちているiPhoneを「iPhoneを探す」アプリで探すことはできない。そこで役立つのが「FINAL SHOUT」だ。バックグラウンドで起動しておけば、バッテリーが切れる直前に指定したメールアドレスやFacebook・Twitterアカウントにメッセージを投稿してくれるのだ。記載されているURLをクリックすると、iPhoneのある場所が地図上で確認できる仕組み。もちろん、あらかじめ端末にインストールし、設定しておく必要がある。バッテリーが切れる時の場所が分かれば、探し回る手間が省け、iPhoneが見つかる可能性は格段に上がるだろう。
普段はメールアドレスに通知するようにしているが、外出先でiPhone以外にメールの確認手段がない場合など、次回のバッテリー切れの時のみSNSに投稿するといった設定も可能。複数の通知を同時に利用することもできる。
アプリの説明には、端末によっては正常に動作しないこともあると書いてあるので、1度動作確認をしておいた方がいいだろう。通知を表示する許諾画面もバッテリーが切れる寸前に出る仕様なので、なおさらだ。ちなみに、バックグラウンドで位置情報を取るので、バッテリー消費量は大きくなってしまう。バッテリーを少しでも節約したいというシチュエーションでは、消費量を取るか紛失のリスクを取るかよく考えよう。
以上が「FINAL SHOUT」の説明書となる。iPhoneを忘れがちな人で、バッテリー切れもよく起こす人にとっては、神アプリと言える。無料なので、万一に備えてインストールしておくことをお勧めする。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。