iPhoneで外付けストレージを使う
さて、Android端末はmiroUSB端子があるので、紹介した「PFU-XMT3シリーズ」を直接挿せば外部ストレージとして利用可能だ。しかし、独自端子しか持たないiPhoneではそうはいかない。そこで注目したいのが、同じくプリンストンが販売しているワイヤレスモバイルストレージ「デジ蔵 ShAirDisk」(PTW-WMS1)である。
これはLANに接続することで、USBストレージをNASのように使える製品。インターフェースとしては、100BASE-TX×1、外部ストレージを接続するためのUSB×1、「デジ蔵ShAir Disk」への電源供給用のMicro-USB×1を備えている。無線LANはIEEE 802.11 b/g/nに対応する。
また、外部ストレージとしては64GBまでのUSBメモリー(FAT32/exFAT)と、2TBまでのUSB外付けHDD(FAT32/NTFS)を利用できる。
iOS/Android/kindle fire向け専用アプリを用意
スマートフォンやタブレットからデジ蔵 ShAirDiskにアクセスするには、専用アプリの「ShAirDisk」を用いる。本アプリでは、デジ蔵 ShAirDiskに接続したストレージへの読み書きのほか、デジ蔵 ShAirDiskの設定を支える管理機能も担っている。
各端末向けのアプリは以下のページで配信している。
なお、スマートフォンやタブレットが手元にない場合は、WindowsマシンやMacのブラウザーを使うSamba接続でのアクセスもサポートしている。
デジ蔵 ShAirDiskへのアクセスはWi-Fiで行う
スマートフォンやタブレットからアクセスするには、デジ蔵 ShAirDiskにWi-Fiで接続する。手順はデジ蔵 ShAirDiskに電源供給用のMicro-USBと、USBストレージをつなぐ。続いて、Wi-Fi一覧(SSID)から「ShAirDisk-xxx(xxxは製品ごとの固有番号)」を選択し、デフォルトパスワードである「88888888」を入力する。
あとはインストールしておいた専用アプリを起動するだけ。これでデジ蔵 ShAirDiskに接続したUSBストレージにアクセスできるようになる。最大5台までの同時接続に対応しているので、友人同士で動画を楽しんだり、あるいは出張先でPC、スマートフォン、タブレットなどネットワーク対応機器を複数台使う場合でも快適。
ファイルを選んでかんたん転送
肝心のファイル転送についても、アプリ上で必要なファイルを選択し、転送先のフォルダーを選ぶだけだ。