画面はチープだが3日経っても充電不要!
残念ながら、最初に表示されるApple Watchに似た腕時計の“ウォッチフェイス”(文字盤)は、液晶ディスプレーの解像度や品質差が影響し、少しチープなイメージとなっている。
しかしその分、腕時計として利用する場合のバッテリー持続時間はかなり長い。筆者はフル充電後、今日で3日目だがまだ充電は不要だ。
ウォッチフェイスは、時計表示の時に画面を右横にフリックすることで、何種類か用意されている。
AW08に標準で搭載されているアプリケーションは全部で12種類。カメラ、設定、アラーム、ストップウォッチ、通知、音楽再生、メッセージ、アンチロスト、歩数計、Bluetooth、ダイアラー、電話帳だ。
設定やアラーム、ストップウォッチ、歩数計、Bluetoothなどのように、AW08本体で単独で設定、動作、結果を表示するアプリと、前述したAndroidスマホ上のアプリであるSmart Watchと連携するカメラ、通知、音楽再生アプリに大別される。
カメラは、AW08を使って親機であるスマートフォン内蔵のカメラのシャッターを離れた場所から切れるリモートシャッター機能だ。
同じように、スマートフォン内蔵の音楽ファイルをリモコン操作するための音楽再生は、動作したがAW08がBluetoothスピーカーのようになり、AW08自身の内蔵スピーカーから音が聞こえてきたりした。
親機であるスマートフォン側にイヤフォンを挿入すると、AW08側の音は鳴らなくなるが、今度はAW08側の音量調整が効かなくなり、かなり動作が不安定だ。
お遊びのセカンドウォッチとしてなら面白いガジェット
筆者の購入したAW08モデルのトラブルなのか、個体差なのか、さてまたアプリのバグなのかは不明だが、2台のAndroidスマートウォッチからの通知機能は、スマートフォン上のアプリを何度設定しても、AW08側で通知アラートだけは鳴るが、文字情報は、ほぼすべて確認できなかった。この結果は言語環境が日本語、英語に関わらず同様だった。
流行のなんちゃってスマートウォッチや話題のひとつとしてAW08を大人の心で買うのならまったく問題ないが、スマートウォッチの機能の多くを占める通知機能などによるプロダクティビティアップなどを期待するなら、Apple WatchやGoogle Watchをおすすめする。
すでにまともに動作するApple WatchやGoogle Watchを利用中の人が話題性と“悩む楽しみ”をエンジョイするなら極めて面白いガジェットだ。
今回の衝動買い
アイテム:AW08 スマートウォッチ
価格:6980円(税別)で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。