オフィス文書の管理もOK!
空き容量は10GB増加
写真や動画をざっくり移動したところ、当たり前だがごっそり空き容量が増えた。これはうれしい。もちろん「JetDrive Go 500」を装着していれば、いつでもローカルで再生できる。ネットがなくても利用できるのが頼もしいところだ。
オフィス文書やテキストファイル、HTMLなども認識できる。DOC/DOCX/XLS/XLSX/PPT/PPTX/PDF/TXT/KEYNOTE/NUMBERS/PAGES/htm/html/rtfに対応する。同期機能などはないので、「GoodReader」(関連記事)などのアプリと連携するか、PCに接続して直接コピーしよう。
写真や動画をすべて「JetDrive Go 500」に保存する
写真や動画を選択してコピー・移動する方法は前出の通りだが、すべてのファイルを「JetDrive Go 500」に保存するならもっと簡単な方法がある。バックアップ機能を使い、写真や動画をまるごと「JetDrive Go 500」に保存するのだ。しかも、バックアップ機能なら「iCloudフォト」や「連絡先」も保存できる。
また、撮影時は「JetDrive Go」アプリのカメラを利用すれば移動の手間も省ける。ただし、一度は端末内のストレージに保存してから自動でコピーするので、空き容量がないときに長時間の動画撮影は無理なので注意しよう。カメラ機能は写真・動画ともに画面下のゲージやピンチイン・アウト操作で縮小拡大が可能だ。
写真はプライバシーの塊!パスコードで保護できる
「JetDrive Go 500」に4桁のパスコードをかけることができる。不正アクセスを防ぐためにも設定しておきたい。「設定」を開き、「パスワード保護」をオンにすればいい。Touch IDに対応しているのはとてもうれしいが、4桁だとちょっと不安。6桁もしくは8桁の設定が用意されているとよかった。
「JetDrive Go 500」はiPhoneで写真を撮るのが好きという人や、自宅のPCに大量の写真があると言う人にオススメ。写真や動画でiPhoneのストレージを消費せずに済むのはうれしいところだ。iPhoneで撮った写真だけでなく、昔の写真もライブラリ化しているような人は、クラウドを活用しているだろうが、人に見せるときの読み込み時間と通信量消費が気になるところ。ローカルにファイルを持っていれば、さくっと表示できる。
今後発売されるiPhone 7もLightning端子だと思うので、長い間使えるのもいい。価格は32GBモデルが7980円前後、64GBモデルが1万980円前後とお高めだが、その価値はある。モデルのチョイスは、価格が2倍ならともかく、3000円の差なら64GBをオススメしたい。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。