いつものJBLサウンドと防水性能がとてもいい
音回りをチェックしていこう。ユニットは40mmドライバー×2で、最大出力8W×2、周波数特性85Hz~20kHzとなっており、対応するプロファイルはA2DP 1.3、AVRCP 1.5、HFP 1.6、HSP 1.2で、接続する端末を選ばない仕様だ。
すでに述べているように、AUX INも用意されているので、ワイヤードもOKだ。また本製品はJBLコネクト対応であり、スマホ向けアプリである「JBL Connect」とふたつのFLIP3を用意することで、ステレオ再生にも対応している。
音については、クセがなく、こもっている感じもなく、ジャンルを問わず聴きやすいと感じる人が多いハズ。
バランスとしては低音が少し強めだが、高音・中音域もしっかりと出ている。物理形状もあり、広がりは控えめである点は、実際に店頭で試聴してみるとわかるのではないだろうか。ともあれ、1万2000円という価格の割にはとてもいい音である。
防水性能はIPX5。水没させない限り、キッチンやお風呂、アウトドアで活躍してくれる。
特にお風呂では浴室自体のリバーブ機能があるため、お風呂がより楽しくなる。また冒頭でも触れているが、設置のしやすさやボタンの大きさもあって、あまり設置場所を考えずに済む点もいい。
費用対効果良好
JBL FLIP3はパッシブラジエーター搭載だけでなく、IPX5対応、設置、操作性とよく考えられた製品だといえる。
ボーズE製品の独壇場だったゾーンを奪ったというのは価格だけではないと感じる人も多いハズだ。
また、姉妹機として、モバイルバッテリーにもなる「JBL CHARGE2+」(実売価格 1万7000円前後)も存在するため、荷物を減らしつつ、Bluetoothスピーカーが欲しいのであれば、こちらもチェックしてみるといいだろう。ともあれ、店頭でのチェックはマストなスピーカーだ。