ボタン配置がとても似ている3機種
背面カバーを外してみると?
最後に3機種の外観をチェック。並べてみると、意外と違和感はない。ZenFone Maxは確かに大ぶりではあるが、それでも5.5型だから、最近の感覚では特別に大きいとまでは思わないのだ。もちろん普段小型スマホを使っていると違ってくるだろうが。厚みも最近のスマホとしては当然分厚い方だが、かといって特別に感じるほどではない。
ZenFone Maxの正面デザインは“Zen”シリーズらしくギラッと輝く。右側面には電源ボタンと音量ボタン、左側面はスッキリと何もなく、上部にイヤホン端子、底部にmicroUSB端子、背面にはシボ加工が施されている。リアカバーは外れるが、バッテリーの交換はできない。しかしmicroSDカードスロット、2つのSIMスロットが搭載されている。
Priori 3S LTEは右側面に電源ボタンと音量ボタン、左側面にはスッキリとしたデザインで、上部にイヤホン端子、底部にmicroUSB端子、リアカバーが外れるものの、バッテリーが外れないのはZenFone Maxと同じ。さらにSIMのスロットが2つ、microSDカードスロットがあるのも同じだが、SDカードとSIMのスロットは重なっている。そこで専用の取り外しパーツも付属している。背面の質感はマット。
Moto X Playも他の2機種とボタン位置は似ており、右側面に電源、音量ボタン、左側面には何もなく、上部にイヤホン端子がある。ただしその隣にはmicroSDスロットとSIMスロットがカバー下に隠れている。これは付属している専用のピンで開けることが可能。底部にはmicroUSB端子、背面のカバーはマッドというよりもゴムのような感触だ。取説によるとリアカバーは外れるそうで、たしかに上部に隙間があるものの、筆者の爪が短いせいかうまく外すことはできなかった。
まずはPriori 3S LTEが1勝
スペック差以上に料金差が好印象
今回のスペック比較の勝者は、価格差もあって難しい判断となるのだが、筆者的にはPriori 3S LTEと考えた。やはり超スタミナ機種を1万円台で購入できるというのが大きい。2年間で5万円台というトータルコストも選択するSIMカード次第ではさらに安くなるし、予備用の端末と考えても価格の安さは大きい。
ただし実際に動かしてみて違いがハッキリ出るのならまた別。特に片手操作は3機種とも苦手そう。さらに肝心のスタミナも実際にテストしていく予定だ。楽しみにしてほしい。