写真やスクリーンショットなど、すっかりアナログではなく、デジタルで見るようになった人が多いのではないだろうか。
スマホがその最たるデバイスといえるが「写ルンです」や「チェキ」を筆頭に、アナログ出力の需要は、いまだ根強い。特に写ルンですの場合は、どう写っているかわからないのが新鮮、といった理由で人気を盛り返しており、なにか1周した感もある。
今回はスマホ向けのモバイルプリンターだ。「Polaroid ZIP」の製品名からもわかるように、Polaroid製。手のひらサイズでインクレス出力に対応している。
本製品はソフトバンクセレクションで販売されており、価格は1万8792円となっている。
スマホ向けのモバイルプリンター。本体はシンプル構造
Polaroid ZIPは手のひらよりも少し大きなサイズで、幅75×奥行き115×高さ22mm、重量は190gとなっている。分厚くて、ちょっと重い5インチクラスのスマホなサイズ感だ。
カラバリはブラック、ブルー、レッド、ホワイトの4種類。電源は500mAhリチウムポリマーバッテリーで、充電は本体側面にあるmicroUSB端子から行ない、印刷可能枚数はフル充電から25~30枚。
ただし、充電しながらの出力も確認しているので、アウトドアの場合はモバイルバッテリーなどを使いつつ出力も可能なため、出力枚数についてはあまり考えないでいいだろう。
出力するだけの製品なので、Polaroid ZIP本体には電源ボタンやステータスランプがあるくらいで、電源のオン/オフとペアリング、後述する専用用紙の補充が本体側の操作項目になる。
スマホとの接続は、Bluetooth 4.0、もしくはNFCになっており、AndroidとiOSに対応。専用アプリ「Polaroid ZIP Mobile Printer」から操作する。
専用用紙は「ZINKフォトペーパー」で、本体購入時に10枚同梱されている。またZINKフォトペーパーは、ZINK Imagingが開発した「ZINK Zero Ink プリント」技術を採用したもので、同ペーパーのみで出力に対応。
仕組みとしてはペーパー側にシアン・マジェンダ・イエローの層があり、プリンタヘッドからの熱で色を再現している。
ペーパーのサイズは約7.6cm×5cmで、汚れや水に強いだけでなく、シールタイプになっている点もポイントだろう。
なお、ZINKフォトペーパーは、20/30/50枚で、Appleオンラインストアやソフトバンクセレクション、アマゾンなどから入手できる。ソフトバンクセレクションでは、それぞれ1728円/2592円/4320円となっている。