だいたい1分以内に出力される
専用アプリ「Polaroid ZIP Mobile Printer」から、撮影したデータを即出力したり、ライブラリにあるデータを出力したりできる。
同アプリには、簡易的な写真加工機能や名刺作成機能のほか、「シークレットビュー」と呼ばれる機能もある。
シークレートビューは出力データに、Polaroid ZIP Mobile Printerから読み込めるQRコードを埋め込むというもので、音声やメッセージ、URLに対応。専用サーバーを介するため、他のQRコードリーダーアプリからは無効なQRコードとして識別される。
出力したものを見てみると、反射原稿になるため、LCDとは見え方が当然ながら異なる。また意外に発色はいいのだが、くすんだ感じになりがち。
それもあってか味わいある感じになりやすく、何かの記念に出力するのにちょうどイイだろう。
またシールタイプでもあるので、目印用として貼り付けるのもアリだし、ノートPCの天板にペタペタと貼る用としてもいい。
感熱によって色を再現しているため、変色が気になったのだが、こすってみた程度では色は変化しなかったため、経年劣化だけと思ってよさそうだ。
写真というと、カメラで撮影したものを出力するイメージなのだが、ゲームのスクリーンショットやイラストの出力用としてもよかった。
たとえば、モノクロ原稿の場合、トーンの部分が軽く暖色に傾くため、モニターや白紙とは違った雰囲気になる。
ゲームのスクリーンショットは、やや色合いは変化するのだが、アイドルいっぱいのリズムゲームのスクリーンショット出力として大変よろしい。
コンパクトなプリンターとしてもいいしシール用にもいい
インクレスのモバイルプリンターとして見ると、用紙が限定的になるが、たまに出力したいくらいであれば十分だろう。
特に普段はスマホやPCで写真を見ているが、たまには出力して飾っておきたい、貼っておきたいといったときにいいし、記念として残したい場合にもお手軽だ。個人的にはシールとしての機能もあるのが、かなり便利に感じている。
なお、ソフトバンクセレクションでは、カメラ機能付きの「Polaroid Snap」が1万7280円で販売しているので、スマホからの操作を考えないのであれば、こちらを検討してみてもいいだろう。