専用移行ツールで大量のノートも一括で移せる
マイクロソフトは、「Evernote」から「OneNote」に移動するインポートツールを公開している。Windows 7以降のOSで利用できる。ダウンロードしたファイルを実行するとウィザードが開くので、画面の指示に従おう。英語版のみだが、難しくはない。
EvernoteのタグはOneNoteでは利用できない。OneNoteの「セクション」として引き継ぐ場合は「Use Evernote tags to organize content in OneNote」にチェックを入れておこう。
移行が完了したらOneNoteを開いてみよう。選択したノートブックやタグのノートがすべてOneNoteに登録されている。これだけ簡単に完全に移行できると、Evernoteがちょっと心配になる。
OneNoteでのデータの管理方法に慣れる
Evernoteはノートブックとノートで管理し、さらにタグを付けることができた。OneNoteにはタグはなく、その代わりノートブックとセクション、ページで管理する。EvernoteのノートブックはそのままOneNoteのノートブックとして登録され、「Use Evernote tags to organize content in OneNote」にチェックして移行すると、EvernoteのタグがOneNoteのセクションに登録される。
筆者はEvernoteで多数のノートブックを作っていたが、ちょっとOneNoteに移行したら煩雑になってしまった。これまで、OneNoteではノートブックは少なく、プライベートとビジネスくらいしか切り分けていなかった。その中で多数のセクションとノートで管理していたのだ。とは言え、それぞれの好みの方法で管理すればいい。
「ビジネス」→「営業」→「取引先」といった構造にしたり、「ビジネス」→「取引先」→「プロジェクト」といった分類でもいい。プロジェクトごとにノートブックを作り、作業のカテゴリーごとにセクションを作り、個別のタスクでノートを作るのもありだろう。