ぱっとメモするなら「クイックノート」を使う
Evernoteは思いついたら、タグやノートブックを意識せず、いきなりテキストや画像でメモを取ることができたが、もちろんOneNoteでも可能。Windows上ではOneNoteを起動していなくても、通知領域のアイコンからいきなり付箋紙ふうの入力画面を開くことができる。ぱっと情報をメモするのに便利だ。もちろん、入力した情報は全端末で閲覧できる。
スマホアプリで入力することも可能。+アイコンをタップして、「写真」「ノート」「一覧」から作成したいノートを選ぶ。「写真」を選ぶと、カメラで撮影するかライブラリから画像を選択し、「ノート」はテキストメモ、「一覧」はチェックボックス付きの箇条書きメモが取れる。
最初の作業は発生するが移行を終えれば問題なく使えそう
筆者の場合、セクションとノートブックをOneNote用に整理するのにとても時間がかかった。セクションをドラッグ&ドロップして、ノートブックを統廃合したのだ。とはいえ、全情報はインポートされているので、一度きりの作業。整理してしまえばあとはまた情報をきっちり管理できるようになる。
気持ちいいのが、転送量の制限がなくなった点。アップロードできる総容量はOneDriveの空き容量によるが、無料でも5GB使える。「Office 365 Solo」(「バッと解決! Windows 10探偵団 ― 第90回 Microsoft Officeをお安く使う方法2」参照)を契約していれば、1TBまで利用できる。
Evernoteの有料版にしたくない人は、OneNoteをチェックすることをオススメする。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。