SIMフリースマホの最大の魅力はやはりオトクさ
でも、サポートも端末選びの重要ポイント!
SIMフリースマホを選ぶメリットとしては、普段のコストを圧縮できることが大きい。“格安SIM”や“格安スマホ”といった呼び方で一般に普及したことを見ても、やはりユーザーは料金面での魅力を感じていることが見えてくる。
まず、通信契約については音声通話機能が付いたSIMは月1000円台から利用可能。ここにSIMフリースマホを組み合わせるのだが、端末は2万円台から比較的高級なモデルまで、ユーザーがいろいろ選ぶことができる。通信契約と端末を別々にできるので、料金がクリアなのもうれしいところ。キャリアと契約するのと比べて、端末代も含めれば、半分から1/3程度に抑えられる。1人では年間数万円、家族だとその人数の掛け算になるわけで、金額差は想像以上に大きい。
SIMフリースマホに対する不安で多いのは「故障時のサポートは大丈夫なのか?」というものが考えられる。キャリアで端末を購入すれば、トラブルの際にはキャリアショップに持ち込めば対応してもらえる。その一方で、SIMフリースマホではどうすればいいのかわからないという声は多く聞く。
その点、ファーウェイは今年4月から、東京・銀座にカスタマーサービスセンターを開設。持ち込み修理に対応しており、短時間で修理が完了する。また、引取/配送ともに送料無料の宅配修理サービスも行なっている。こういったサポート面が充実しているかどうかは、今後のSIMフリースマホを選ぶ際の重要な要素になるので注目しておきたい。
さらに進化した“コスパモンスター”
3万円を切る価格で強力な性能&指紋認証センサー
昨年のヒットモデル「HUAWEI P8lite」の後継として、今年6月に登場したのが「HUAWEI P9 lite」だ。HUAWEI P8liteは“コスパモンスター”の異名をとったが、HUAWEI P9 liteもその路線を継続。税抜2万9980円という3万円を切る価格ながら充実のスペックとなっており、“コスパモンスター進化版”とも呼べる一台だ。
CPUは、処理能力と省電力を両立させたオクタコアCPU「HUAWEI Kirin 650」(2.0GHz+1.7GHz)を採用。この価格帯のスマホに搭載されるCPUとしては、ワンランク上の性能と言える。ディスプレーは、太陽光下でも見やすい5.2型フルHD(1920×1080ドット)解像度のIPS液晶。バッテリーは3000mAhと大容量で、スタミナについても十分である。
今やスマホの使い勝手を大きく左右する指紋認証センサーも、この価格帯の端末ながら、しっかりと搭載されている。しかも、画面の消灯状態から約0.5秒で画面ロックの解除ができるのはファーウェイの上位モデルと同様。認識精度も問題なく、センサー上に360度どの向きで指を置いても正確に認識してくれるのが快適だ。
また、ファーウェイ端末ではおなじみとなっている、指紋認証センサーをタッチパッドのようにして端末の各種操作をする機能も搭載。センサーを長めにタッチしてシャッターを切ったり、センサー上で指を上下にスライドさせて通知領域を開閉することなどができる。この点も他の指紋認証センサー搭載機との大きな差と言える。
デザインは、洗練された雰囲気が特徴。特に本体側面は、メタルフレーム表面のサンドブラスト仕上げとダイヤモンドカットによる高級感が印象的だ。フレームの素材には航空機材グレードのアルミ合金が採用されており、強度と軽量さを両立させている。
HUAWEI P9 liteは、公式オンラインストア「ファーウェイ・オンラインストア」のほか、MVNOや家電量販店、ECサイトなどで発売中。市場予想価格は税抜2万9980円。カラバリはブラック、ゴールド、ホワイトの3色だ。