柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」

個人事業主&スマホでも使える03番号のビジネスフォンを活用する技 (2/3)

文●柳谷智宣

2016年09月07日 12時00分

通話品質は上々!
発着信は無料のスマホアプリで行なう

 ユーザー登録を申請すると、03からはじまる代表電話番号が割り振られる。この番号が名刺に記載する会社の代表電話となる。一人だけの個人事業主であれば、これだけで問題なし。それとは別に登録したユーザーごとに、ユーザー名とパスワード、電話番号、内線番号が割り振られる。

 通話に利用するのは、「ShaMo!」アプリ(iOSAndroid)だ。最初はAndroid版のみだったが、7月19日にiOS版もリリースされ、iPhoneでも利用できるようになった。もちろんアプリは無料でダウンロードでき、起動したらユーザーごとに割り振られたアカウント情報でサインインするだけ。電話や住所録へのアクセスなどを許可したら準備完了だ。

 ほかの端末から、代表電話番号に電話すると、着信音が鳴り、メッセージが表示される。「ShaMo!」アプリの機能で着信しているので、当然電話アプリは使わない。そのメッセージをタップすれば、「ShaMo!」アプリが起動する。代表電話への着信を受信するには、ユーザー登録時に設定しておく必要がある。二人目以降のアカウントを追加する際はよく確認しよう。もちろん、設定変更を申請することも可能だ。

 Android版は全画面の着信画面になるのだが、iPhoneの場合、画面上部にバナーが表示されるだけ。ちょっとわかりにくいので、「通知」設定から通知画面が表示されるようにした。

 通話品質は普通。わずかにこもった感じもあるが、ノイズや遅延はないし、快適に会話できる。スピーカー機能も搭載しているので、長時間の通話でも問題なし。

「ShaMo!」アプリをインストールする

連絡先やマイクへのアクセス、通知の送信などを許可する

代表番号に着信があると通知が来る

アプリを開くと通話できる。この画面の操作方法の説明は不要だろう

着信通知を見逃さないように、設定から通知方法を変更しておく

着信がわかりやすくなった。代表番号着信だと相手が誰だかわからない

ユーザーの番号に着信があると、相手の番号が表示される

「オプション」をタップすると、応答/拒否できる

Android版だと全画面表示になるのでわかりやすい

もちろん、画面を消していても着信する

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