個性はあまりないが聴きやすい音
本製品はWindowsとMacに対応し、いずれもドライバーレスで動作するが、専用アプリケーション「Sound Blaster Play! 3 コントロールパネル」は、Windowsのみ対応となっている。
それについては後述するとして、まず単体での音をチェックしてみた。気持ち高音域と低音域が強く、中音域も出ているため、バランス重視といったところになる。
とても聴きやすい音で、いい意味で個性は弱めだ。出先での音環境アップ用として、まずオススメできる。
なお、テストに使用したヘッドフォンは「AKG Q701」とソニー「MDR-1000X」(ワイヤード、電源オフ)。音源は「Weight of the World/English Version/NieR:Automata Original Soundtrack」(FLAC 48kHz/24bit)。
長時間動作による熱傾向を見ると、ちょっとぬるく感じるほどで不安になる温度にまで到達することはなかった。
ただ、室温20度環境下での話であるため、夏場はどうなのか気になる部分だ。仮に熱による動作不良が生じた場合は(たとえば、デスクトップPCの背面のように熱がこもりがちな環境)、ヒートシンクを取り付けてみたり、風を当ててみたりするといいだろう。ともあれ、ノートPCとセットにして出先で使用する場合は、まず心配無用だ。
専用アプリ「Sound Blaster Play! 3 コントロールパネル」
は好みに応じてインストール
Sound Blaster Play! 3 コントロールパネルは好みに応じてインストールするスタイルでいいだろう。
同アプリケーションは、EQやサラウンド強化などがあり、またクリエイティブ製ヘッドフォンに最適化したプロファイルも用意されている。
ゲームプレイを込みの場合は、音声をクリアにする機能があるため、インストールしてのテストを推奨するが、音楽を聴くだけの場合はなくてもOKという人が多そうである。
単体での出音でちょっと調整したいと感じたら、EQ目的でインストールするくらいだろうか。
お手頃価格で音もいい! 試しに買ってみてもいいかも
リーズナブルで持ち運びしやすく、音もいいと、2180円(税別)からすると、試しにトライしてもいい製品といえる。
主にリスニング中心でチェックしているが、マイクを取り付ければ、打ち合わせ用の録音も可能であるため、出先用+α的な使い方もできる。出番は意外と多いだろう。
店頭で試聴できる環境を見たことはないのだが、ハイレゾ音源未体験でUSBオーディオが必要だという場合、まず最初にチェックしてほしい製品だ。