防水・防塵、おサイフ、ワンセグ、さらに頑丈
日本製スマホの富士通「arrows M03」
「MADE IN JAPAN」を打ち出し、MVNOでのセットモデルとしても幅広いユーザーに受け入れられている、富士通「arrows」シリーズのSIMフリースマホ。スペックはミドルクラスで実売価格は約3万円だが、MVNOのセットモデルを中心に高い人気を誇る端末だ。
ただ国産と言うだけでなく、防水・防塵対応、おサイフケータイといった国内ユーザー向け機能をサポート。さらにメタルフレームを採用して、頑丈さを増したほか、ワンセグに対応(ロッドアンテナを内蔵)、カメラも1310万画素のソニー製センサーを搭載するなど、キャリアの全部入りスマホを使ってきたユーザーも不満はないはず。ネットワーク面でもドコモ/auの両SIMに対応し、さらにVoLTEも利用可能と、このあたりも日本メーカーならでは。
そのほかのスペックでは、HD解像度の5型液晶にクアッドコアのSnapdgoran 410と、ディスプレーとCPUがワンランク落ちるのは確かだが、普段使いにはまずまず。声の聞きやすさを増す機能や日本語入力に手書き対応のATOKが搭載されているのも紹介しておきたい要素。SIMフリースマホに詳しくない家族や知人にもオススメしやすい製品と言える。実際に各MVNOのセット販売モデルとしてもおなじみ。時期的にはそろそろ新モデルも近づいていると思われるので、入会キャンペーンなどを利用して、オトクに購入したい。
ミドルクラスの性能に防水・防塵、おサイフケータイ
さらにシャープならではの機能も! 「AQUOS SH-M04」
楽天モバイルなどのMVNOでのセットモデルのほか、一部量販店でも販売されているシャープのSIMフリースマホ。
3万円台前半の価格帯で、HD解像度の5型液晶、Snapdragon 430(1.4GHz+1.1GHz、オクタコア)、2GBメモリー、16GBストレージ、13.1メガカメラ(イン5メガ)、2700mAhバッテリー、Android 6.0といったミドルクラスの性能に加え、防水・防塵(キャップレス!)におサイフケータイにも対応するなど、内容的にはarrows M03に近いが、IGZOパネルによる省電力性能、横から見にくい「のぞき見ブロック」、スマホがユーザーに話しかけてくれる「エモパー」など、AQUOSシリーズならではの機能もある。
Android 7.0&2万円台半ばなら、まだまだ魅力的
「HUAWEI P9 lite」
ミドルクラスの定番SIMフリー機として、長らくベストセラー製品の地位を築いている「HUAWEI P9 lite」。もともとコスパが高いモデルだったが、価格がジリジリと下がり、2万円台半ばで購入できる。MVNOのセットモデルでさらに割り引かれるケースもある。
スペックは、ディスプレーはフルHDの5.2型液晶、CPUはオクタコアの「Kirin 650」(2GHz+1.7GHz)、2GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン8メガ)、3000mAhバッテリー、指紋センサーなど。内蔵ストレージだけは若干小さめだが、性能自体は充実しているほか、OSも早々にAndroid 7.0にアップデートした。
メタルフレームの薄型筐体に加え、機能面でもファーウェイの上位モデルを継承しているのも大きな特徴で、高速認証&端末操作が可能な指紋センサーや、豊富な機能を備えたカメラにも注目である。