今度のファーウェイのミドルモデルは性能はもちろん
デザイン面でもワンランク上「HUAWEI P10 lite」
「HUAWEI P8 lite」「HUAWEI P9 lite」と、いわゆる“格安スマホ”が一般層に広がる上で大きな役割を果たしたファーウェイのミドルクラス端末。その2017年モデルが「HUAWEI P10 lite」だ。
HUAWEI P10 liteは、その高いコスパもさることながら、デザイン面でもワンランク上の印象となっている。特にサファイアブルーというカラバリでは、ガラス素材による背面の美しい光沢が最大の特長。他のプラチナゴールド、パールホワイト、ミッドナイトブラックもユーザー層を選ばないシンプルかつシックな外観を持っている。
もちろん端末の性能も高く、フルHD解像度の5.2型液晶にオクタコアの「Kirin 658」(2.1GHz+1.7GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、3000mAhバッテリー(急速充電対応)、Android 7.0など。特にメモリーとストレージが強化されているのがうれしい。カメラは1200万画素ながら暗所に強い大型センサーを採用。ネットワーク面でも、2波のキャリアアグリゲーションやau VoLTEにも対応する。ミドルクラスの中でも上位の存在として、今年も定番の製品となっている。
Androidスマホになり
誰にでも勧めやすいお買い得機「VAIO Phone A」
昨年、VAIOオリジナルスマホとしてWindows 10 Mobile搭載でリリースされた「VAIO Phone Biz」。シルバーのアルミ削り出し筐体やVAIOロゴに魅力に感じつつも、OS的に購入をためらったという人も多いはず。
今年4月に登場した「VAIO Phone A」は、“A”の製品名からもわかるようにOSがAndroidに変わってのリリースだ。外観やスペックはVAIO Phone Bizをほぼそのまま継承。フルHD解像度の5.5型液晶にSnapdragon 617、3GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)、2800mAhバッテリー、Android 6.0など。
もう1つ注目したいのはネットワーク面。SIMフリースマホでは珍しく、1.5GHz帯のバンド21を含めて、ドコモLTEの4周波数に対応。さらにVoLTE、DSDS、2波キャリアアグリゲーションも利用可能だ。
ストレージやOSのバージョン、指紋センサー非搭載など、マニア的には不満を感じる部分はないではないものの、税抜2万4800円という価格なら問題なし。この低価格はあえて筐体などをそのまま流用することで、コストを抑えたという部分もあるようだ。
広く知られたブランドに、ネットワーク対応での強み、そしてお手頃価格と、格安スマホへの乗り換えを検討中だが、海外メーカーと聞くと尻込みしてしまう家族や知人にも勧めやすい1台だ。
MVNOでのセット販売専用で大人気
ファーウェイの現行最安モデル「HUAWEI nova lite」
本特集では基本的に、単体で購入可能なSIMフリースマホを取り上げているが、例外的に紹介するのが「HUAWEI nova lite」だ。MVNOからのセット販売専用モデルながら、圧倒的なコストパフォーマンスで人気モデルとなっている。
その魅力は2万円強(各MVNOのキャンペーンではさらに安価に購入できることも!)の価格と性能だ。ディスプレーはフルHD解像度の5.2型液晶だが、CPUはオクタコアで2.1GHz+1.7GHz動作の「HUAWEI Kirin 655」とワンランク上という印象。そのほかも3GBメモリー、16GBストレージ、大型センサーの12メガカメラ(イン8メガ)、高速認識の指紋センサー、3000mAhバッテリーなど。OSも最初からAndroid 7.0だ。
デザイン的には前面背面ともに2.5D加工のガラスが用いられており、手触りや持ちやすさも○。安っぽさは感じない。カラバリはホワイト、ブラック、ゴールドとベーシックなものなので、年齢や性別を問わずに受け入れられそうだ。