音質と価格のバランスが絶妙!
1万円以上3万円以下で買えるモデルたち
次に紹介するのは1万円から3万円以下で購入できるモデル3機種。このクラスになると、NFCやスタビライザーなどローエンドモデルにはないこだわりの機能を搭載しているのが特徴だ。価格はすべて税抜。
E200BTの機能強化バージョン
オンキヨー&パイオニアイノベーションズ「E300BT」
8.6mmのドライバーを搭載し、アルミ製のハウジングやツイストケーブルなど、振動や電磁ノイズを抑える機能は下位モデルの「E200BT」と同等。バッテリーはケーブル中央部、コントロールマイクは左イヤホン側という設計も同じだ。
下位モデルとの違いは、本体にNFC機能を搭載していること。AndroidなどNFC搭載モデルなら、本体をかざすだけでペアリングができるのでとても便利になった。4台までのマルチペアリングにも対応しているので、スマートフォンを複数台持ち歩いているようなヘビーユーザーにもピッタリだ。
またコーデックもaptXに対応しており、より高音質での再生が期待できる。
連続再生時間は約7.5時間でフル充電までの時間は約2時間。すべてを含めた重量は約15gと超軽量。コントロールマイクとバッテリーもコンパクトなので、未使用時の持ち運びにも便利だ。
音質はシャリシャリ感が強く、全体的なバランスとして中音域から高音域に振っている印象。低音域が好みの場合はイコライザーなどで調整が必要だろう。
直販価格(こちら)は1万8800円。
スピーカーのフラッグシップ名を冠したイヤホン
JBL「EVEREST 100」
ネックバンド型のイヤホンとしては、世界最小クラスの5.8mmドライバーを搭載。ハウジング部の見た目はやや大型だが、重さは16gと軽量だ。
イヤーピースだけでなく、耳への装着時に固定しやすくなるスタビライザーも3サイズ同梱しており、スポーツ中などアクティブに使いたい人にはうれしいポイント。
リモコンは右イヤホン側のケーブルに配置されている。操作ボタンを配置した面だけ滑り止め効果のあるざらついた素材を採用しているので、リモコンを見なくてもどこにボタンがあるのかわかりやすい。音量ボタンが曲送り戻しにも対応しており、2回連続で押すと曲送り戻しになる。
マイクもリモコン部分にあり、エコーキャンセリング機能を備えているため、ハンズフリーでの通話もクリアーな音声を伝えられる。
連続再生時間は約8時間で、フル充電までは約3時間。充電はリモコンにあるmicroUSB端子を使用する。microUSB端子はキャップ付きだが、本体は防水対応ではないので注意。
音質はどの音域も変に主張することなくバランス良くまとまっており、小型のドライバーながら低音もしっかり出ている。
直販価格(こちら)は1万1880円。
ハイレゾ対応で有線接続も可能
ソニー「h.ear in Wireless(MDR-EX750BT)」
ネックバンド型のイヤホンで、ハイレゾ音源相当の音質を実現する「LDAC」にも対応。LDAC 990kbps伝送時にハイレゾ相当の音質で楽しめる。ドライバーは大型の9mmだが、バッテリー類はネックバンドに配置しているので、ハウジング自体はあまり大きくなく、耳に装着したときの違和感は少ない。
本体にNFC機能を装備しているので、Androidスマートフォンなど対応機器ならかざすだけでペアリング作業が完了する。設定画面などを開く必要がないのでカンタンだ。
マイクにはHD Voice機能を搭載しおり、同じ機能を搭載した機器同士ならより広い帯域で通話できるため、高音質で聞き取りやすくなるのもポイント。
製品にはステレオミニケーブルが同梱されており、有線接続もできる。Bluetooth非対応の機器でも使えるのは便利。Bluetoothも最大8台までペアリングでき、音楽再生機器と通話機器を分けて同時接続にも対応。複数台のデバイスを持ち歩くヘビーユーザーにはうれしい機能だ。
2万円を切るモデルの中で、LDAC対応でハイレゾ音源相当の再生が可能なものは本機しかない。音質はクセもなく素直な印象で、ポップスやゲームミュージックを聴くには申し分なし。Xperiaやウォークマンなど、LDAC対応機種のユーザーはマストバイと言える。
直販価格(こちら)は1万6880円。