性能はもちろん、デザイン面でもワンランク上
ファーウェイ「HUAWEI P10 lite」
「HUAWEI P8 lite」「HUAWEI P9 lite」と、“格安スマホ”が一般層に広がる上で大きな役割を果たしたファーウェイのミドルクラス端末。その現行の主力モデルが「HUAWEI P10 lite」だ。
高いコスパもさることながら、デザイン面でもワンランク上の印象となっている。特にサファイアブルーというカラバリでは、ガラス素材による背面の美しい光沢が最大の特長。他のプラチナゴールド、パールホワイト、ミッドナイトブラックもユーザー層を選ばないシンプルかつシックな外観を持っている。
性能もこのクラスとしては相当に高く、フルHD解像度の5.2型液晶にオクタコアの「Kirin 658」(2.1GHz+1.7GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、3000mAhバッテリー(急速充電対応)、Android 7.0など。カメラは1200万画素ながら暗所に強い大型センサーを採用。ネットワーク面ではDSDSには非対応だが、2波のキャリアアグリゲーションやau VoLTEにも対応する。ミドルクラスの中でも上位の存在として、今も定番の製品だ。
指紋センサーがないのが残念だが
誰にでも勧めやすいお買い得機「VAIO Phone A」
2016年にVAIOのオリジナルスマホとしてWindows 10 Mobile搭載でリリースされた「VAIO Phone Biz」。そのAndroid版が「VAIO Phone A」だ。
外観やスペックはVAIO Phone Bizをほぼそのまま継承。フルHD解像度の5.5型液晶にSnapdragon 617、3GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)、2800mAhバッテリー、Android 6.0など。注目したいのはネットワーク面。SIMフリースマホでは珍しく、1.5GHz帯のバンド21を含めて、ドコモLTEの4周波数に対応。さらにVoLTE、DSDS、2波キャリアアグリゲーションも利用可能だ。
ストレージやOSのバージョン、指紋センサー非搭載など、不満を感じる部分はあるものの、今や2万円前後で購入できるようになってきているので、お買い得感はあり。広く知られたブランドにネットワーク対応での強みと、家族や知人にも勧めやすい1台と言える。
ZenFone 4シリーズのエントリーモデルは
4000mAhバッテリーやデュアルカメラが魅力「ZenFone 4 Max」
昨年12月に発売されたばかりのZenFone 4シリーズのエントリーモデル。“Max”のモデル名からもわかるように、4100mAhの大容量バッテリーが性能面での最大の特長。それでいて8.7mmと分厚すぎないのがうれしい。
スペック的には典型的なミドルクラスで、HD解像度(720×1280ドット)の5.2型液晶、Snapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージ、指紋センサー、Android 7.1など。ネットワーク面の強さも魅力の1つで、対応バンドが多いことに加え、auとY!mobileのVoLTEをサポート。DSDS対応については、nanoSIMとは別にmicroSDカードが利用できるトリプルスロットである点が大きい。
ZenFone 4シリーズ共通の特長であるデュアルカメラは本機も搭載。リアカメラが13メガ+5メガで、後者は120度広角レンズを採用している。インカメラも800万画素と十分なものだ。