2万円台後半のZenFone 4の自撮り重視モデル
「ZenFone 4 Selfie」
前ページで紹介した「ZenFone 4 Max」とほぼ同価格帯のミドルクラスのZenFone 4シリーズ。ただし、MVNOのセット販売のみで提供される。
ディスプレーが5.5型になっているほか(HD解像度なのは同じ)、製品名からもわかるように自撮り重視の仕様。インカメラはなんと20メガと8メガの組み合わせで、後者は広角レンズを採用。自分だけを撮るときは20メガの高精細写真、知人と一緒に写るときは広角で撮影可能というわけだ。さらにLEDによるソフトライトフラッシュや背面をボカすポートレートモードに加え、動画のライブ配信にも対応した美顔処理機能を持つ。
その他のスペックは、Snapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、4GBメモリー、64GBストレージ、3000mAhバッテリー、指紋センサー、Android 7.1など。写真をたくさん撮る人には64GBのストレージがうれしいところ。またネットワーク面でもVoLTEやDSDSに対応。本機もnanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様だ。
モトローラ端末の良さを3万円弱で体感できるお手頃端末
「Moto G5S」
【3~4万円台編】で紹介した「Moto G5S Plus」と同様に、昨年末にモデルチェンジした「Moto G」シリーズの最新ミドルクラス端末。
スペック的にも前モデル「Moto G5」からの変更点は多く、ディスプレーサイズは5型から5.2型に(解像度はフルHD)、メモリー/ストレージが3GB/32GBとなるなど、不満が無い内容だ。また、デザイン面でもメタル筐体を採用し、このクラスでは高級感のあるイメージだ。
素に近いAndroid、OSのアップデート保証、バッテリーの持ちの良さ、指紋センサーやジェスチャーによる端末操作など、最近のモトローラ端末で定評がある要素は本機でも共通。DSDSやau VoLTE対応などネットワーク面も強化された。強力なライバルに対抗できる1台だろう。
MVNOでのセット販売専用モデル
ファーウェイの現行最安モデル「HUAWEI nova lite」
ファーウェイのMVNOセット販売モデルとして、長らく人気を維持しているのが「HUAWEI nova lite」だ。人気の理由は圧倒的なコストパフォーマンスだろう。
2万円強(各MVNOのキャンペーンではさらに安価に購入できることも)の価格ながら、ディスプレーはフルHD解像度の5.2型液晶で、CPUはオクタコアで2.1GHz+1.7GHz動作の「HUAWEI Kirin 655」とワンランク上という印象。さらに3GBメモリー、16GBストレージ、大型センサーの12メガカメラ(イン8メガ)、高速認識の指紋センサー、3000mAhバッテリーなど。
デザイン的には前面背面ともに2.5D加工のガラスが用いられており、手触りや持ちやすさも○。安っぽさは感じない。カラバリはホワイト、ブラック、ゴールドとベーシックなものなので、年齢や性別を問わずに受け入れられそうだ。