日本の女性にも人気の写真補正アプリ「ビューティプラス」をリリースするMeitu(メイトゥ、中国語表記:美図)は、スマートフォンもリリースしている。
中でも最近リリースされた「美図M8s」は、薄水色と薄ピンク色の標準モデルのほか、限定版としてハローキティ・セーラームーン・ドラえもん・ドラゴンボールモデルもある注目のモデルといえる。
特にハローキティモデル、ないしはセーラームーンモデルは入手したいと思う女性もいるのではないだろうか。
そこで筆者が最新の美図M8sを入手したうえで、日本のセーラームーンファンからの意見を加味し、レビューする。なお東映アニメーションに確認したところ、「正規のライセンシー」であるとのこと。
セーラームーン仕様の自撮り棒やケースが付属
美図の中国語サイトを見ると、同社サイトでのみ限定で販売されるとも読めるが、人気ECサイトの淘宝網やAmazon中国などでも販売されている。
今回は淘宝網で3499元(約6万円)で購入した。ちなみにキャラクターデザインのない標準版は2999元(約5万1000円)となる。
香港版も中国本土版から遅れて発売されている。その値段は限定版(香港版はハローキティモデルはない)は4888香港ドル(約6万8000円)であり、中国本土版より価格は高いものの、中国本土版と異なり最初からGoogle Playが入っているので、こちらのほうが利用するにはハードルが低い。
まずは日本のファンにとって、物欲を満たす製品であるかのチェックしてみた。
パッケージからセーラームーン感があり、その箱のサイズは一般的なスマホのパッケージよりも2~3倍は大きい感じがする。
パッケージの底には東映のライセンスシールが貼られている。パッケージを開けると裏ブタに箔押しによる黒猫のルナの絵柄があり、また箔押しが華やかな紙製ファイルに各種書類や付属品が入っている。
そのパッケージを開けていくと、本体と自撮り棒、シャッター用のリモコン、本体プラスチックカバー、保護シール2枚、急速対応充電器が入っている。
本体は上下に尖った形が特徴的で、かつこの限定モデルは背面に女性受けするセーラームーンのロゴがあり、ほかの中国メーカー製スマートフォンでは見られない唯一無二のデザインとなっている。
自撮り棒は、セーラームーンの魔法のステッキ「スパイラルハートムーンロッド」がモチーフになっていて、これもヒロイン玩具風のメッキ加工。
ケースも単なる透明ケースにとどまらず、ヒロイン玩具風のメッキレリーフがついていて、セーラームーンファンの女性はこれを見て「めちゃくちゃ可愛い」を連呼するほど高評価だ。
ただし、セーラームーンモデルだからといって、商品や付属品にセーラームーンのイラストがちりばめられているわけではない。セーラームーンファンいわく、「萌えグッズではなく、ファンのための大人のヒロイン玩具」であるとのこと。