柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」

退会や事故に備えて主要SNSの投稿データをバックアップするワザ (1/2)

文●柳谷智宣

2018年04月14日 10時00分

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 日々投稿しているSNSが日記やライフログ、マイデータベースとなっている人も多いだろう。大手SNSであれば、事故によってデータが消失してしまう可能性はほぼない。しかし、いきなりTwitterのアカウントを凍結されたり、Facebookに不正アクセスされたりしてしまう可能性はある。人によってはアカウント情報を完全に忘れてログインできなくなったり、自ら誤操作やその場の勢いで退会してしまうかもしれない。

 そこで、今回は万一の時に備えてTwitterやFacebook、Instagram、LINEの投稿データをバックアップするワザを紹介しよう。

1年に1度くらいは、SNSのデータを保存しておいてはいかが?

Twitterは公式機能を軸に
画像ダウンロードサービスを利用

 Twitterは全ツイート履歴をダウンロードする機能を用意している。設定の「コンテンツ」から「全ツイート履歴をリクエストする」をクリックし、送られてくるURLを開けば、ダウンロードできる。ZIPで圧縮されているので解凍すると、複数のフォルダーとファイルが作成される。その中の「index.html」を開くとブラウザーでツイート履歴が表示される。全ツイートが保存されており、画像へのリンクが含まれている場合は表示される。

 CSVファイルも同梱されており、こちらは投稿内容がデータとして羅列されている。何かほかの用途に利用する際は、CSVファイルの方が使いやすいだろう。しかし、Excelでそのまま開くと文字化けしているので、まずはメモ帳アプリで読み込み、上書きしよう。文字コードが変更され、正常に表示されるようになる。

Twitterの画面から「設定とプライバシー」を開く

「コンテンツ」→「全ツイート履歴をリクエストする」をクリック

履歴の準備ができるまでしばらく待つ。完了したら、登録してあるメールアドレスに通知が来る

メールが届いたらURLを開き、「ダウンロード」をクリックする

圧縮ファイルを解凍したら、「index.html」を開く

Twitterに似たURLでバックアップしたデータが開く。画像のリンクがある場合は、自動的に読み込んでくれる

CSV形式のファイルも含まれているが文字化けしている

メモ帳にファイルをドラッグ&ドロップして上書き保存する

文字化けが解消された

 公式バックアップ機能では、画像ファイルそのものはダウンロードできていない。インターネットにつながっていなければ表示できないし、リンク先の画像がなくなれば非表示になる。画像もローカルに保存したいなら、「timg」(こちら)というウェブサービスを利用しよう。ユーザーネームを入れて検索し、表示した画像をまとめてダウンロードできるのだ。

 大量の画像を投稿している場合は、画面下の「Load More」をクリックして表示すればいい。画像は20枚ずつZIPファイルに圧縮され、自動で連続ダウンロードされる。1ファイルにまとめてファイルが巨大になりすぎてエラーを起こさないようにしているのはありがたいところ。

「timg」のウェブサイトを開き、ユーザー名を入力する

画像が表示されるので、右上の「Download Zip」をクリックする

ダウンロードした圧縮ファイルを解凍したところ

1000枚以上の画像も、20枚区切りでまとめてダウンロードできる

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