■ライバル2社に負け続けるわけにはいかない
法人向けのクラウド市場においてグーグルは、アマゾンやマイクロソフトの後塵を拝している。グーグルとしては「このまま指をくわえてアマゾンとマイクロソフトの後ろ姿を見続けるわけにはいかない」という焦りがあるのだろう。
先行する2社に対し、グーグル・クラウド・ジャパンの阿部伸一代表は「我々はエコシステムを作っていく。コミュニティで日本語のコンテンツを提供し、情報提供を強化していきたい。困ったときにはグーグルとグーグルクラウドを思い出してほしい。グーグルがどのように役立つのか、ご提案していきたい」と語る。
今後、様々な産業をAIが変革していくと言われている中、法人クラウド市場で、グーグルがどこまで存在感を増していくかが注目と言えそうだ。