普通のユーザーには本体容量が多いau版が万能
SIMを取り替えて楽しむようなマニアでなければ、au版の問題はプリインストールアプリが多い程度。SIMロック解除していればドコモ、ソフトバンクのネットワークにも対応し、いわゆるプラチナバンド対応も大丈夫だ。
Android機はmicroSDカードでストレージ容量を増やすことはできるが、本体内蔵ストレージが多いほうが使い勝手がいい。そこで、au版の本体ストレージが64GBというのも使い込んできてデータが貯まると便利さに差が出てくるはずだ。
つまり、SIMを取っ替え引っ替え交換して楽しむマニアでもなければ、au版で問題ないばかりか本体保存の容量が大きいことでより便利に使える。
3万円前後の機種が続々登場
OPPOの「R15 Neo」も狙い目
手軽な機種でまずはオススメなのはHUAWEI P20 liteだとしているが、3万円前後の機種にグローバルで展開している機種が続々参入しそうな雰囲気がある。
今年発売ではモトローラの「moto g6」がこの価格帯。2回線同時待受のDSDSに対応し、フロントカメラ機能が充実しているのが特徴となる。
そして、現在、注目なのは国内で普及クラスに初参戦するOPPOの「R15 Neo」で、4GBメモリーモデルが8月31日発売となる。
HUAWEI P20 liteとほぼ同じ価格ながらストレージは64GB。VoLTEを含む2つのSIMの両面待受が可能なDSDV対応で、SIMをたくさん持っていたり、2つの電話番号を同時に使ったりする場合に便利だ。
ただし、スペックはP20に対してプロセッサのクラスも液晶画面解像度も下になるため、使った印象は異なるかもしれない。
ASUSの「ZenFone 5Q」は値下げで3万円前後の価格帯に近づいているほか、シャープの「AQUOS Sense lite」もこの価格帯。
AQUOS Sense liteはプロセッサーなどのスペックは劣るが、防水&おサイフケータイの対応という別の便利さがある。
3万円前後という予算の中で今すぐ買うならHUAWEI P20 liteがおすすめだが、ライバル機の評価が固まってきたり、価格が変動すると状況は変わってくる。
HUAWEI P20 liteはかなりコスパの高い機種ではあるが、もっと条件のいい機種が出てくる可能性は高い。買う際には新製品情報や価格変動の情報に確認してから選んでほしい。