Retinaディスプレーを搭載した新型「MacBook Air」 筆者撮影
先週はアップル新製品3機種を駆け足で取り上げました。実際に使い込んでみての印象はどうか。新型のMacBook Airを取材先や旅先に持ち歩いてみました。
■モバイル性ではMacBookに譲る
今まで筆者は、モバイルでは12型のMacBook、仕事場では13型のMacBook Proを4Kディスプレーにつないで使ってきました。問題は、モバイルでもパワーがほしいときがある点です。
モバイルとパワーは一見すると相反する要求に思えますが、最近はワークスタイルも多様化しています。出先で仕事をするのに適したデバイスを探している人も多いのではないでしょうか。
まず携帯性の点で、新MacBook Airのサイズ感はMacBook Proによく似ています。幅と奥行きはまったく同じで、重量は120g軽い1.25kgとなっています。
ノートPCにとって120gは大きな差ですが、実際カバンの重さは資料やペットボトルなどを持ち歩くかどうかで簡単に変わってしまうものです。先日、妙にカバンが重いなと思ったら200g近いスマホが3台も入っていました。
その意味で、12型MacBookはMacBook Airよりも330g軽い920g。少し意味のある差になってきます。
それ以上に12型MacBookのサイズ感は、コンパクトでテーブルに乗せやすい、薄いため飛行機の前ポケットにも簡単に入れられるなど、モバイル利用で大きな違いを感じます。