■MacBook Airのメリットは3つ
ではMacBook Airを選びたいケースがないかというと、そうではありません。むしろMacBook Airのほうが確実に良いと思えるポイントがありました。
まず、パームレストに手を置いたときの安心感では、MacBook ProよりもMacBook Airのほうが上です。MacBook Proはパームレストの手前が直角にとがっているのに対し、MacBook Airは本体手前が薄くなる「くさび形」デザインを採用しているためです。
キーボードの打ち心地も違います。
MacBook Airのキーボードは2018年のMacBook Proと同じ「第3世代バタフライキーボード」ですが、MacBook Airのほうが打ち心地が優しく、まるで本体内部で衝撃を吸収してくれるような感触があります。
最後に、バッテリー駆動時間の長さがあります。
これまでMacBookを長時間使うときは画面の輝度を落とし、場合によってはWi-Fiも切断するなどの工夫をしてきましたが、新MacBook Airは何も考えずに2時間ほど使っても残量が85%以上残っており、頼もしい存在です。
まとめると、新MacBook Airはモバイル重視の12型MacBook、パワー重視のMacBook Proの間に飛び込んでおり、独自のメリットもあります。悩ましい選択肢が増えたことで、MacBook選びはますます難しくなったといえます。