●QRコード決済に負のイメージ
一方、ソフトバンクとヤフーに関しては、QRコード決済で他社に先を行かれた焦りなのか、スピード感を持ってサービス開発したものの、セキュリティー的にザルになってしまっていたのは否めない。
せっかく「100億あげちゃうキャンペーン」でQRコード決済を認知させることに成功したのに、こんなことが起きてしまっては「QRコード決済は怖くて使えない」というイメージが先行することになる。不正利用がきっかけでQRコード決済が危険視されてしまっては、PayPayが投じた100億円は無駄金と化すだろう。
決済サービスはお金がからむだけに、何よりも「安心安全」が最優先されなくてはならない。
PayPayがクレジットカード番号を流出させたわけではないが、結果、不正利用できる環境を提供したことには変わりない。
今回の騒動で、日本におけるキャッシュレスの普及にブレーキがかかってしまうとしたら、とても残念だ。