格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

ソフトバンク網を使った格安SIMのメリットを探る! Palm Phoneに最適!? (2/3)

文●正田拓也 編集● ASCII編集部

2019年05月17日 12時00分

ソフトバンク回線の格安SIMを選ぶ際の注意点

 ソフトバンク回線の格安SIMといえば、MVNOではmineo、LINEモバイル、nuroモバイル、b-mobile、QTモバイルなどが、さらにサブブランドのY!moileもある。

 注意する点は、利用する回線によって料金やサービスが変わるケースがあること。たとえば、3キャリア体制を最初に導入したmineoの場合、au回線の音声通話付きSIMの3GBプラン料金は月額1510円であるのに対して、ソフトバンク回線では1950円と1.3倍だ。nuroモバイルやQTモバイルも、ソフトバンク回線は高い料金設定がなされている。

mineoの場合はデータ通信もそうだが、音声SIMを利用する場合にソフトバンクはやや高めの料金設定になっている

 一方で、LINEモバイルのようにドコモ/au/ソフトバンクで料金が共通のサービスもある。b-mobileはプランによって対応ネットワークが異なるため一概には言えないが、ドコモ回線と同額のものもある。

 サービス内容も同一ではない。ネットワーク側の留守番電話はソフトバンク回線には必ずついているのだが、ドコモ回線は別途有料のオプションとなる。

 こうしたマルチキャリアのSIMを、ドコモ回線での月額料金を確認して、ソフトバンク回線で申し込んだら割高な料金だったり、あてにしていたサービスが提供されないというケースも考えられるので、内容をよくチェックしてから契約したい。

 また、SIMロックがかかったソフトバンク端末を使う場合は、同じソフトバンクでもSIMの種類が複数あり、iPhone用/Android用などから適切なものを申し込まないと使えないことになる。SIMロックを解除した端末やSIMフリー機ならあまり問題にならないはずだが、格安SIM事業者の対応表で確認しておくことを強くおすすめしておきたい。

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