●ユーザーの期待にこたえてほしい
今回、楽天が商用サービスではなく、「無料サポータープログラム」としてスタートした背景には「システム的には問題ないが、慎重に慎重を期すため」(三木谷浩史CEO)ということだった。
本来であれば、世界初の完全仮想化ネットワークが順調に動くかを確かめるための無料サポータープログラムであったが、その前段階からつまずいてしまった。
とはいえ、第4のキャリアとしてゼロから様々なものを立ち上げるのには、楽天にとっても相当、負担が大きいはずだ。
早く体制を立て直し、本来の無料サポータープログラムが目指していた姿を取り戻してほしい。さらに5000名とは言わず、抽選に漏れた人たちの追加当選、そして早期に商用サービスをスタートさせないことには、いつまで経っても既存3社の値下げ競争は起きない。楽天にはぜひとも期待に応えてほしい。