スマホで始める「音楽アプリ部」

ビョークも使ったReactableのiPadアプリで遊ぶように音楽制作 (1/2)

文●藤村亮

2013年11月09日 12時00分

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 2007年にリリースされ、ビョークがライブで使用したことにより話題となったReactable。アクリルガラスのテーブル上で、それぞれ機能を持った小さなキューブを並べたり、動かしたりして音をコントロールする電子楽器です(関連記事)。今回は、その個性に満ち溢れた面白さをアプリとしてギュッとまとめた"Reactable Mobile"を紹介します。

 Reactable MobileではiPadの画面をテーブルに見立て、画面上にモジュールユニット=キューブを配置するというカタチで再現しています。

実機そのままの幻想的なテーブルとポップなキューブイラストを取り込んだデザインのReactable Mobile

こちらはReactable実機

 キューブは22個あり、種類は以下のとおりです。

キューブの詳細
キューブの種別 キューブの名称 機能
発音キューブ Sampleplay
Oscillator
Loop
Input
キーボード/ドラム/ルーパー
4パターンの波形発振器
ルーパー/スクラッチテーブル
iPad内蔵マイクからの入力
2
2
4
1
エフェクトキューブ Waveshaper
Modulator
Delay
Filter
3種類の歪みエフェクト
3種類の空間系エフェクト
3種類のディレイエフェクト
3種類のフィルターエフェクト
1
1
2
2
シーケンスキューブ Sequencer
LFO
Accelerometer
シーケンサー
4パターンの波形シーケンス発振器
iPadの加速度センサー連動シーケンサー
2
1
1
ユーティリティーキューブ Tempo
Volume
Tonalizer
楽曲全体のテンポ/テーブルカラーの変更
テーブル全体の音量/ダブリング/リミッター
キーボードのスケール(音階)設定
1
1
1

 Reactable MobileをDTMのセッティングに置き換えると、テーブル(iPad画面)はひとつの大きなミキサー、発音キューブはシンセチャンネル、エフェクトキューブはシンセ用エフェクター、シーケンスキューブはシーケンサー、ユーティリティーキューブは全体のコンフィグ機能、といったイメージになります 。

 発音キューブの中ではベースとなる"Sampleplay"キューブと"Loop"キューブをメインで扱うといいでしょう。

 Sampleplayのキーボードモードでは、2オクターブの鍵盤に128種のシンセ音色と8種のドラム音色が用意されています。音色の方向としてはいかにもシンセらしい音色が多く、「YAMAHA TX81」や「Casio VL-1」「Roland TR101」といったレトロなキーボードやドラムキットの音色なども充実 。

 Loopキューブではあらかじめ用意されたサンプルデータはもちろんのこと 、Audio Pasteに対応したアプリからWAVデータを読み込みも可能です。個人的には過去に使用した「Audio Elements」のループを取り込んだり(関連記事)、「JAMUP Pro XT」のレコーダーで作った簡単なギターループなどを取り込んで使っています。

左がSampleplay音色リストで、「音色はエッジの利いたクラブミュージック向きなものが多いです。右はLoopサンプルリスト。プリセットのループ再生だけでなく、他のアプリからのWAVデータ読み込みもできます

Reactable mobile App
価格1000円 作者Reactable Systems SL
バージョン2.2.1 ファイル容量17.9 MB
カテゴリーミュージック 評価(4)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.3以降

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