以前、週刊アスキーで7.5mの自撮り棒(セルカ棒、セルフィー棒)であるルミカ「Birds iRod 6G-7500」を紹介し、さらにそのパワーアップキットである水中撮影キットもチェックした。
「7.5mセルフィー棒が水中撮影キットで超絶進化!単体販売を熱望」で、水中撮影キットに使用されていたWi-Fi延長ケーブルが単品でも便利すぎるだろうと思い、記事で単体販売しないかしらと書いてみたところ、ルミカからそのテスト版が届いた。
そこで今回は、11月下旬発売予定のルミカ「Wireless Line」をチェックしていく。価格は10m版は3500円、6m版は3000円とのことだ。
見た目はただのケーブル
しかしその効能はWi-Fi延長ケーブル
Wireless Lineは、Wi-Fi延長ケーブルといえば分かりやすいもので、電波発信源と、受信させたい端末をケーブルで直結することで、電波強度を保つというものだ。
もともとは水中撮影用として開発された経緯があり、「Birds iRod 6G-7500」のような長い自撮り棒を使用する際、スマホやPCでプレビューをチェックしやすくする目的が強い。
しかし、これまでのテストの結果、地上においても電波を確実にキャッチできるため、「GoPro」や「THETA S」といったスマホからリモート操作できる製品用としても小便利であることは間違いないし、デジタル一眼レフのリモート撮影や地下空間での配信用の補助製品としても活躍する可能性の高いものだ。
Wireless Lineの片側の末端はステレオピンプラグになっており、これをスマホなどに取り付ける。その反対側は電波発信源用のパーツになっており、カメラやルーターなどに取り付ける形で使用する。
また、特にステレオピンプラグには通信機能はなく、ただ固定しやすいためにその形状になっているだけだ。細かい仕様については非公開だが、ケーブル末端からスマホまでの距離がほとんどないため、確実に電波をキャッチできるという認識でいいだろう。
対応する周波数帯については記載されていないが、2.4GHz帯、5GHz帯とも遮蔽帯越しのテストをクリアしたので、まぁアンテナが延びてるようなイメージでいいだろう。
(次ページに続く、「10m版を撮影機材バッグに突っ込んでおきたい」)