ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー

水中でも陸上でも使えるWi-Fi延長ケーブルがとても便利 (1/2)

文●林 佑樹

2015年11月10日 12時00分

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ルミカ「Wireless Line」

ルミカ「Wireless Line」

 以前、週刊アスキーで7.5mの自撮り棒(セルカ棒、セルフィー棒)であるルミカ「Birds iRod 6G-7500」を紹介し、さらにそのパワーアップキットである水中撮影キットもチェックした。

 「7.5mセルフィー棒が水中撮影キットで超絶進化!単体販売を熱望」で、水中撮影キットに使用されていたWi-Fi延長ケーブルが単品でも便利すぎるだろうと思い、記事で単体販売しないかしらと書いてみたところ、ルミカからそのテスト版が届いた。

 そこで今回は、11月下旬発売予定のルミカ「Wireless Line」をチェックしていく。価格は10m版は3500円、6m版は3000円とのことだ。

見た目はただのケーブル
しかしその効能はWi-Fi延長ケーブル

電波発信源(無線LANルーターなど)に対してペタっと先端パーツを取り付ける。パーツ自体に両面テープが用意されているが、長期運用に耐える性能はないので、別途テープで貼り付けるといい。とりあえず、発信元に密着していればいいので、細かいことを気にしないで済むあたりは、とても現場向きである

電波発信源(無線LANルーターなど)に対してペタっと先端パーツを取り付ける。パーツ自体に両面テープが用意されているが、長期運用に耐える性能はないので、別途テープで貼り付けるといい。とりあえず、発信元に密着していればいいので、細かいことを気にしないで済むあたりは、とても現場向きである

 Wireless Lineは、Wi-Fi延長ケーブルといえば分かりやすいもので、電波発信源と、受信させたい端末をケーブルで直結することで、電波強度を保つというものだ。

 もともとは水中撮影用として開発された経緯があり、「Birds iRod 6G-7500」のような長い自撮り棒を使用する際、スマホやPCでプレビューをチェックしやすくする目的が強い。

ちなみに『Birds iRod 6G-7500』はこんな感じの最長7.5mの伸縮式の棒だ。自撮りだけでなく、オフカメラでスピードライトを取り付けたり、高所を安全な場所からチェックしたりと使える一品

ちなみに「Birds iRod 6G-7500」はこんな感じの最長7.5mの伸縮式の棒だ。自撮りだけでなく、オフカメラでスピードライトを取り付けたり、高所を安全な場所からチェックしたりと使える一品

 しかし、これまでのテストの結果、地上においても電波を確実にキャッチできるため、「GoPro」や「THETA S」といったスマホからリモート操作できる製品用としても小便利であることは間違いないし、デジタル一眼レフのリモート撮影や地下空間での配信用の補助製品としても活躍する可能性の高いものだ。

スマホでプレビューをスムーズにチェックするとした場合、写真のようにスマホのイヤホンジャックに接続して固定する。これでほぼ直結した状態になるわけだ。またイヤホンジャックが埋まっているときは、テープなどで固定してもいい

スマホでプレビューをスムーズにチェックするとした場合、写真のようにスマホのイヤホンジャックに接続して固定する。これでほぼ直結した状態になるわけだ。またイヤホンジャックが埋まっているときは、テープなどで固定してもいい

 Wireless Lineの片側の末端はステレオピンプラグになっており、これをスマホなどに取り付ける。その反対側は電波発信源用のパーツになっており、カメラやルーターなどに取り付ける形で使用する。

 また、特にステレオピンプラグには通信機能はなく、ただ固定しやすいためにその形状になっているだけだ。細かい仕様については非公開だが、ケーブル末端からスマホまでの距離がほとんどないため、確実に電波をキャッチできるという認識でいいだろう。

 対応する周波数帯については記載されていないが、2.4GHz帯、5GHz帯とも遮蔽帯越しのテストをクリアしたので、まぁアンテナが延びてるようなイメージでいいだろう。

付属品としては『Birds iRod 6G-7500』などの長い棒に固定して取り回しを楽にするためのテープとホルダーがある

付属品としては『Birds iRod 6G-7500』などの長い棒に固定して取り回しを楽にするためのテープとホルダーがある

(次ページに続く、「10m版を撮影機材バッグに突っ込んでおきたい」)

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