魅惑のXperia周辺機器

ハイエンドの有線ヘッドフォンで立体音響を楽しむ:Xperia周辺機器 (2/4)

文●君国泰将 編集●南田ゴウ

2019年07月28日 10時00分

ジャック部の部材も表面処理もハイエンド
イヤーパッドの装着感は段違いのレベル

 接続ジャック部分は、銅合金の中でも抵抗値が低く強度に優れるコルソン合金製。さらに、端子表面には非磁性合金めっきの上に金めっきを施す凝りよう。部品接続に、ハイエンドオーディオで採用するソニー独自開発の「高純度無鉛高 音質はんだ」を使用しているあたりも、低域・中域・高域の自然なバランスを実現するためです。

 低反撥ウレタンフォームの肉厚モニュモニュなイヤーパッドの装着性が、他のヘッドフォンと比べても段違いの心地よさ。イヤーパッドが内側に倒れ込む構造を採用していることに加えて、下部分のイヤーパッドが盛り上がっていることもあり、さらに装着感が向上しています。

 圧力がうまく分散され、バランスよく耳の周りに吸い付くようにピッタリフィットするので、中からの音漏れを防ぐとともに気密性の高さによる重低音たっぷりの音響を味わえます。

 ヘッドフォンの骨格となるハンガーとスライダーには、薄肉でもきっちりと高い剛性が得られるアルミ合金を採用。使っていているうちに装着感が変わる形状変化もなく、長期間使い続けてもその装着性は変わりません。ハンガー表面には硬度を2倍に高めた特殊なアルマイト処理が施されており、傷が付きにくいという特性もあります。

 ハンガーの頭に触れる部分も同様に柔らかく、上下にあたる側圧も変化なし。負荷が少なく長く聴いていられるつけ心地はなかなかのものです。

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