日本でも増えているタッチパネル式の自販機。QRコードが大きく表示される 筆者撮影
中国のスマホ決済「アリペイ」を、旅行者が容易に使える仕組みが整備されました。これまで筆者はアリペイを使うためにいろいろと苦心してきましたが、これで気楽に中国を訪問できるようになりそうです。
■中国を旅するならQRコード決済が必須アイテムに
中国ではQRコード決済としてアリペイやWeChat Payが普及しています。10月に上海を訪れた際には現金の手持ちがほとんどなかったものの、アリペイに対応した自動販売機ですぐにドリンクを買えました。
上海の地下鉄にはNFCを利用した「交通カード」が導入されています。しかしチャージ用の端末は現金に対応していないため、スマホ決済や銀聯カードが使えない人は有人の窓口に並ぶしかないのです。
いまでも現金を使う人は残っており、現金だけで旅行できないわけではありません。ただ、なにかと窓口に並ぶ必要があるなど、時間がかかるため効率良く動けないのが難点です。