格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

話題のRedmi Note 9Sは多様な格安SIMで利用可、さらに安価に買う方法は? (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2020年06月28日 12時00分

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リアル店舗なら、上位モデルが安く買える可能性

 OCN モバイル ONE以外では安く買えないのか、というとそんなことはない。家電量販店に行って、指定MVNOの格安SIMの加入と同時にスマホを購入すれば、1万円以上の値引きがされる例がある。筆者が確認したところ、店頭での大きな値引きではLINEモバイル加入と同時で1万8700円引きという例を確認している。

 家電量販店で購入するメリットは、各事業者が販売する端末ではなく、そのお店で販売している製品からから選べること。特にRedmi Note 9Sの場合は量販店で6GB/128GBの上位モデルを販売している(記事執筆時点では品薄が目立つが)。

 また、OCN モバイル ONEのように自社で販売するスマートフォンの一部に、自社サービス向けのアプリを搭載する特別仕様がなされている場合もある。ところが店舗で購入すれば一般向けのSIMフリースマートフォンを渡してくれるため、不要なアプリも少なく、リセールバリューの点でも安心だ。

 そして店頭での販売の場合、回線の初期費用は「加入パッケージ」で充当するため、通常は税込3300円の初期費用が値引きされて1円になるときもある。前述のLINEモバイルの場合、加入パッケージ代が1円となっていたため、合計で税込2万1999円の値引きがされていることになる。

 新型コロナウイルスの影響で、密になりがちな販売店に出掛けたくないという人もいるので無理に勧めるものではないが、リアルな店舗ではMVNOの格安SIMの加入と同時に大幅値引きがされている実態があることは覚えておいてほしい。

SIM2枚運用なら、さらに安くするワザもある

 そして、さらに購入価格を下げるワザもある。Redmi Note 9SはSIMが2枚同時に使えるDSDV機でもある。最近のSIMフリー機ではほとんどがこの機能を持っているので珍しくはなくなったが、この機会にSIMの2枚刺しに挑戦してみたいというのなら、さらにRedmi Note 9Sを安く買えるかもしれない。

 前述のようにMVNOの格安SIM加入と同時に端末購入をすれば安くなるが、格安SIM加入だけでも高額ポイントが付与される家電量販店も見られる。筆者が確認した例では複数のMVNOの格安SIMで1万ポイント程度が付与されることを確認した。もし、この2つを組み合わせたらどうなるか。

 たとえば、前述のように1万8700円引きで1回線目の契約と同時にRedmi Note 9Sを買う前に、2回線目となる別の格安SIMに加入、1万ポイントを得た上に1万8700円引きで2万9800円のRedmi Note 9Sを購入すれば、もらったばかりのポイントを使うことで支払う費用は1100円まで下げられる。

 2回線に加入した以上は、当然2回線分の維持費用は払わなければならないが、2回線目に加入する格安SIMは、1回線目とは別のネットワーク、例えばドコモネットワークとソフトバンクネットワークというように分散すれば、圏外確率が下がるほか障害のリスク分散もできる。

 格安SIMの加入だけで高額ポイント付与の特典を用意している事業者は、筆者が店頭で確認した限りでは、IIJmio、OCNモバイルONE、BIGLOBE、LINEモバイルなど。特典などは店や時期によって違うのでポイントの額は異なるかもしれないが、もらえるものは十分に活用したい。

 なお、こうした特典を得た場合、別のキャンペーンは適用外か適用されても特典が異なる場合がある。たとえばBIGLOBEは、6月30日まで公式サイトからオンライン加入の場合、半年間の基本料が0円になるキャンペーンを実施しているが、筆者が見た家電量販店でポイントを得られる加入では半年間、基本料を1200円割引するにとどまっている。

格安機をさらに格安にとにかくオトクにスマートフォンライフを

 格安SIMの契約での値引きは、なにもRedmi Note 9Sだけに限ったことではなく、他の機種でも同様だ。注目の新機種、たとえばおサイフケータイ対応の「OPPO Reno3 A」や、Google Playに対応しないもの5G対応でカメラも強力な「HUAWEI P40 lite 5G」などの購入にも応用できる。

 また、MVNOの格安SIMだけの話ではなく、サブブランドや主要キャリアでも回線だけの契約でも以前はなかったような大きな特典が期待できる。前述の家電量販店店頭のキャンペーンと違ってポイントなどを得るまで時間がかかるので、スマートフォン購入時の持ち出しは発生するが、トータルでの出費は抑えられるので検討する価値はある。

 Redmi Note 9Sをはじめ、高コスパなSIMフリー機の購入には、格安SIMの契約と合わせて、上手に費用を抑えて快適なスマートフォンライフを送ってほしい。

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