Windows情報局ななふぉ出張所

アップル「M1版MacBook Air」メインマシンとして使える (3/3)

文●山口健太 編集● ASCII

2020年11月26日 09時00分

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■新プラットフォームを最前列で楽しめる

 ノートPCとして見ると、M1搭載のMacBook Airは発熱の少なさも優れています。高い負荷をかけ続けると底面は熱を持つものの、これまでのインテル版に比べると発熱はかなり少なく、一般的なファンレスのノートPCのように本体全体が熱くなるようなこともありません。

 卓上での利用では、外部ディスプレー出力が1つのみというのはたしかに残念です。iPadに画面出力ができる「Sidecar」を組み合わせると、MacBook Air本体、外部ディスプレー、iPadの3画面が使えます。USB経由で画面を出力するDisplayLinkがM1に対応すれば、より多くの画面に表示できる可能性はあるようです。

iPadを持っている人はSidecarで最大3画面を使える

 ソフトウェアの対応では、ChromeのApple Silicon版の提供が再開されました。Microsoft OfficeやAdobe Photoshopはベータ版が提供されており、快適に動いています。ターミナルを使った作業では「Rosettaを使用して開く」オプションで問題が解決しました。

 一般に新しいプラットフォームを最前列で体験しようとするとトラブルはつきものですが、M1搭載のMacはそうした問題がほとんどなく、純粋に興奮を味わえる印象です。年末年始にいじり倒すつもりで買ってみたら、いつの間にかメインマシンになっていた、という人が続出するのではないでしょうか。

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