razr 5Gは、背面に4800万画素(F1.7、1.6μm、OIS)、前面に2000万画素(F2.2、1.6μm)のカメラを搭載している。今回数十枚テスト撮影してみたが、レーザーオートフォーカスを搭載し、最短撮影距離が近いのか、ピントが合わなかったり、色が大きく転ぶようなことはほとんどなかった。前述のとおり超広角、望遠カメラを搭載していないものの、扱いやすいカメラだと思う。
速度は十分か!? AnTuTuで888の44%のスコア
razr 5Gで主要ベンチマークを実行したところ、「AnTuTu 8」の総合スコアは326241、「Geekbench 5」のMulti-Core Scoreは1673、「3DMark」のWild Lifeは1681という結果になった。「Snapdragon 888」を搭載したASUSの「ROG Phone 5」はAnTuTuで742766を記録したと謳われているので、razr 5Gのスコアはその約44%ということになる。
ミドルレンジクラスのSnapdragon 765Gを搭載しているrazr 5Gの比較対象機種としてはちょっと意地悪だったかもしれない。しかし、直販価格17万9800円(税込)と高価な端末だけにもうちょっと上のグレードのSoCを搭載してほしかったところだ。
Galaxy Z Flipとしっかり差別化された
モトローラらしいフォルダブルスマホ
フォルダブルスマホとしては後発だが、2.7インチの「クイックビューディスプレイ」を搭載することでGalaxy Z Flipとしっかり差別化されたrazr 5G。今度はGalaxy Z Foldのライバル機種をリリースしてほしいと思う。
また、フォルダブルスマホがもっと手頃な価格でゲットできるように、サムスンやファーウェイと積極的に価格競争してほしいところだ。