新型iPad Proの詳細スペックについて、2020年モデルのiPad ProやiPad Airも加えて、表にまとめた。

プロのワークフローに対応できる性能を持つ新型iPad Pro

　まずCPUは、最新Macにも用いられているApple M1を搭載。従来のA12Z Bionicとの比較で、CPUの処理性能は50％、GPUは40％高速化されたとしている。またM1の採用により、本体のUSB Type-C端子はThunderbolt／USB4をサポートし、高速ストレージの接続のほか、最大6Kの外付けディスプレイに対応。iMovieのように外付けディスプレイに対応したiPadアプリなら、より高度な作業がこなせるようになりそうだ。

なんとM1搭載で登場

外付けディスプレイは6K解像度にまで対応

　なお、新型iPad Proからメインメモリの容量が公開されている。しかもストレージの違いで差が付けられており、128/256/512GBモデルが8GB、1TB/2TBが16GB。これが実機でどのような差になるかは気になるところ。

メモリ容量もスペック一覧に記載されている

　新型iPad Proのもう1つの目玉と言える、ミニLEDをバックライトに用いたディスプレイは12.9インチモデルのみの採用。1万個ものミニLEDにより、画面を2596分割したエリアごとに明るさを調整して、100万：1のコントラスト比を実現しているが、一方で本体は若干大型化。厚みが0.5mm、重量は41g増えたほか、バッテリー容量も36.71Whから40.88Whに増強されている。もう1点、価格もアップしている。

バックライトの明るさをエリア単位でコントロールする

　そのほかは2020年モデルとの共通点が多い。カラバリは変更無しで、Apple Pencilも第2世代のまま。残念ながらiPad AirのようにTouch IDが搭載されることもなかった。ただ、インカメラは12メガの超広角に変更。画角の広さを活かして、被写体となる人物が動いても、常に中央にフレーミングする「センターステージ」という機能が加わえられている。

　注目はやはりCPUと12.9インチに搭載された新ディスプレイになるだろう。注文は4月30日から。発売は5月後半を予定している。