主要格安SIMの料金表（今回は音声SIM）とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週の話題は楽天モバイル。iPhoneの販売を4月30日に開始するほか、iPhone 6s以降のiPhoneで動作対応を行なう。

ついに楽天モバイルもiPhoneの取り扱いを開始する！

Proを含めた最新iPhoneの取り扱いを開始する楽天モバイル
これまで不可だった6s～8/XのiPhoneでの動作も可能に

　先週は楽天モバイルが発表会を開催。その中で、Pro／Pro Maxを含むiPhone 12シリーズや第2世代iPhone SE、AirPods、AirTagなど、アップル製品の販売を開始すると発表した。

　iPhone 12シリーズは、Apple Storeや一部量販店でSIMフリー版、ドコモ／au／ソフトバンク（Y!mobileではiPhone 12／12 miniのみ）の3キャリアも提供していたが、楽天モバイルの販売開始により、国内では4キャリア目となる。

こちらが楽天モバイルでのiPhone 12の価格。新規ユーザー向けのキャンペーンと分割払いが可能な点がメリットとなる

　端末価格も他のキャリアより価格を抑えているほか、24回払い／48回払いも可能（楽天カードでの支払時のみ分割手数料は不要。48回払いは楽天カードのみ可）。さらにiPhone発売記念キャンペーンとして、「Rakuten UN-LIMIT」を初めて申し込んだユーザーに適用される5000ポイントに加え、iPhoneの同時購入でさらに1万5000ポイント、合計2万ポイントが還元される。

初めて楽天モバイルを契約するユーザーが同時にiPhoneを購入した場合は、2万円相当のポイント還元も

　また、今回の販売開始に合わせて、既存のiPhoneにおいても、楽天モバイルSIMでの動作対応が開始される。対象となるのはiPhone 6s以降（iOS 14.4以降）。4月30日以降に楽天モバイル用のキャリアプロファイルが自動で適用されることで動作するようになる。また、eSIM対応iPhoneであればeSIMでの動作にも対応する。「楽天モバイル＋MVNOの格安SIM」といった組み合わせでのiPhoneの運用も容易になりそうだ。

iPhone 6s以降のiPhoneで楽天モバイルのSIMが利用可能に。詳しい動作状況については楽天モバイルのサイトに掲載される予定

　iPhoneの販売・動作対応の開始で、より広い一般層へのアピールが可能になった楽天モバイル。だからこそ、ネットワークを含む、サービス品質がこれまで以上にずっと重要になったと言える。今後のさらなる進化に期待したい。

ドコモ「ahamo」はショップでの有償サポートを開始

　NTTドコモは、ドコモショップでの「ahamo」の申し込み／手続きをサポートする有償サービスを22日から開始している。料金は3300円。

　ahamoはオンライン専業サービスとしてスタートしたが、本来のターゲットとは言いにくい、ネットやスマホにあまり詳しくない層が切り替えようとして、うまく行かない事例がネット上では見られた。ahamo自体は今後もオンラインでの利用が前提となるが、今回の有償サポートでは、ユーザーがオンライン上での申し込み／手続きをするのをドコモショップの店員が補助する形のものとなる。

　また、端末の故障に関する手続きについては、緊急性のある対応も必要なことから、ドコモショップでの修理受付を無料で実施すると発表している。

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）
（データ専用SIMは過去の分をクリック）

^{※：au網を用いたサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある}