端末販売ではahamoが割安感あり
続いては端末販売。ahamoの場合は2つの方法があり、ahamoのサイトでの購入とドコモオンラインショップでの購入が可能。このうち、ahamoで販売される機種はいわゆる“型落ち”の新品となるが、NMPによる乗換時の購入ならiPhone 11が4万円台から新品で入手できるなど、中古を買うよりもオトクでかなりの好条件となっている。
反対にLINEMO/povoは現時点で端末販売はない。もちろんApple StoreでSIMフリー版iPhoneを買ったり、他のSIMフリー端末を入手すればいいだけなのだが、加入にともなうスマートフォンの購入補助がないのは少々残念ではある。
LINEMOとpovoは新規加入で1万円分の特典キャンペーン
さらには加入時の特典も用意されるようになってきた。開始時は3社とも事前エントリーでポイントが付与されるキャンペーンが行なわれていたが、6月に入ってLINEMOとpovoが、新規加入時にポイントをプレゼントするキャンペーンを始めている。
まずLINEMOは、新規加入で1万円分のPayPayボーナスがもらえる。6月5日から開始で終了日未定となっているため、しばらくは加入すれば1万円分もらえると思っていいだろう。なお、このキャンペーンはソフトバンクとY!mobileからの乗り換えは対象外である。
povoも同様に、au PAY残高に1万円分がもらえるキャンペーンが始まった。6月24日から6月30日までと短いが、これで終わりとは考えにくいため、その後もキャンペーンがある可能性はある。LINEMO同様にauやUQ mobileからの乗り換えは対象外だ。
開始3ヵ月がたって情報が出揃ったので
用心深い人もそろそろ加入のタイミングでは?
3月に始まった3大キャリアの新料金プランも、新規加入時の特典がだいぶ厚くなってきた。当初は限界まで値下げしたプランのため、こうした特典は提供されることは無いのかとも考えていたが、現在の状況を見てみると、競争のためのオトクなキャンペーンは、今後も用意されそうだ。
通信品質の点では大きな問題はなく、注意することは今回取り上げたような加入時にかかる費用の差ということになる。特に乗り換えの人は元の事業者やプランにかかる費用に注意し、新規加入の人は特典の大小などをよく把握した上で、最適なサービスをオトクに選んでほしい。