「買い方」と「回線」の組み合わせは過去最大
iPhone 13ではSIMロックを取り巻く状況も変わりました。これまでSIMフリー版といえばアップルストアや家電量販店で買うものでしたが、10月からの「SIMロック原則禁止」を先取りし、iPhone 13はどのキャリアもSIMロックなしの状態で販売します。
そのため、どのようにしてiPhone本体を買うか、購入したiPhoneをどの回線で使うかという組み合わせの自由度は過去最大といえます。逆に言えば、工夫次第でトータルで負担する金額や満足度に差がつくことになりそうです。
選択肢の1つとして、一定の条件に基づいて本体を返却することで割引を受けられる残価設定型のプログラムがあります。auは「スマホトクするプログラム」で買い替え条件を撤廃。ドコモは「いつでもカエドキプログラム」で残価設定型を採用しました。
一方、世界的に流行している後払いも利用できます。日本のアップルストアは「ペイディあと払い」に対応しており、手数料無料で24回の分割払いが可能。オリコによる金利0%のショッピングローンと同様に、支払い負担を分散できるようになっています。
どうすれば最もおトクになるかは、買い替えサイクルや普段利用しているポイント経済圏によっても変わってくるため、一概には言えないのが悩ましいところ。最適解を探す楽しみは増える一方で、多すぎる選択肢から選ぶことができず、キャリア店舗に全部おまかせしたいという需要もありそうです。