このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

ソニー「Xperia 5 IV」は人を選ぶがハマる人には手放せなくなる名機 (2/3)

文●中山 智 編集●ASCII

2022年11月27日 12時00分

前モデルと比べて可変望遠がなくなった

 カメラは背面が超広角(16mm/F2.2/1200万画素)、広角(24mm/F1.7/1200万画素)、望遠(60mm/F2.4/1200万画素)のトリプル仕様。全センサーで120fps高速読み出しに対応しており、広角と望遠には光学式手ぶれ補正を搭載している。

カメラはトリプル仕様

 望遠レンズは前モデルのXperia 5 IIIのように可変式ズームではなく短焦点。ズーム機能を期待しているユーザーには残念だが、コンパクトサイズのスマートフォンで高倍率のズーム撮影をする場合は、三脚で固定したりとそれなりの技術や撮影知識が必要になるので、写真や動画撮影にそこまでのこだわりがなければこの仕様で十分。また兄弟機のXperia 1 IVは光学ズームの望遠レンズを搭載しているので、カメラ性能が目当てならそちらの購入をオススメしたい。

 下記はXperia 5 IVで撮影した作例。撮影方法は、レンズを被写体に向けたら、露出やピントなどを調整せずそのままシャッターを押すという手順で行なっている。屋外での撮影は曇りだったため、その状況どおりに暗めに映っている印象。見たままを捉えるという点では再現性は高い。

標準で撮影

こちらも標準

デジタルズームによる2での撮影

望遠の2.5倍で撮影

超広角の0.7倍で撮影

デジタルズーム最大の7.5倍で撮影

広角カメラでピントが合うギリギリの距離で撮影

こちらも撮影距離はギリギリで広角カメラでの撮影

標準で暗所での撮影

 画質としては、これまでXperiaシリーズ同様に色の再現性が高く、自然な発色。リアルタイム瞳AFといった性能や「Photography Pro」、「Videography Pro」での本格的な撮影など、「撮るのが楽しい」スマートフォンは健在といえる。

犬や猫も瞳AFが効く

Videography Proで本格的な動画撮影にも対応

 ちなみにPhotography Proでの「BASIC」モード撮影時は、ズーム操作が超広角から広角、望遠と一気に操作できるようになっている。マニュアルモードでは、3つのカメラそれぞれを切り替えてズーム操作をするのは変わらない。

「BASIC」のズームは最小から最大まで一気に調整できる

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