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ソニー「Xperia 5 IV」は人を選ぶがハマる人には手放せなくなる名機 (3/3)

文●中山 智 編集●ASCII

2022年11月27日 12時00分

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性能はハイエンドなので申し分ナシ

 プロセッサーはSnapdragon 8 Gen 1を搭載し、メモリーは8GB、ストレージは128GBとなっている。各種ベンチマークアプリでの計測結果は以下のとおり。何度か計測したが、本体が熱くなるとスコアが低下しやすくなっているようだ。

Geekbench 5の計測結果

Antutuの計測結果

3DMarkの計測結果

PCMarkの計測結果

 またベンチマークアプリを動作させながら本体の発熱状況をチェックしたところ、前面・背面ともに全体的に熱くなっており、また本体側面も触ってみるとかなり熱さを感じた。これは熱くなるからダメというわけではなく、熱源からの排熱を本体全体へと拡散させているためで、熱対策がしっかりなされている証拠といえる。

ベンチマーク計測中の本体前面熱分布

計測すると40度ほど

ベンチマーク計測中の本体背面熱分布

本体平面は約41度だった

【まとめ】ゲームやクリエイティブにこだわりたい人向け

 そのほかXperiaならではの機能も豊富で、たとえば「Game Enhancer」では、プレイ中のゲームをYouTubeへと配信可能。マイクからの音声入力をミックスできるので、Xperia 5 IVだけで本格的なゲーム配信が可能だ。

Xperia 5 IVだけでYouTubeでのゲーム実況配信が可能に

スピーカー性能もアップしており、単体で高音質な再生が楽しめる

 さらに「Music Pro」では、高音質かつ複数トラックを使った録音も可能。自宅でマルチトラック録音のレコーディングができるので、ミュージシャンや歌唱系YouTuberにはうれしい機能だ。これらの機能は万人受けするものではないが、必要な人にとっては唯一無二ともいえ、「好きを極める」をコンセプトとしたXperiaらしさが表れているポイントだ。

マルチトラックレコーディン機としても使える

 そのためライトなスマートフォンユーザーには購入しても使わない機能が多いが、スマートフォンをとことんまで使いこなしたい、デジタルなクリエイティブを楽しみたいというユーザーにこそオススメしたいスマートフォンとなっている。

「Xperia 5 IV」の主なスペック
メーカー ソニー
ディスプレー 6.1型有機EL(21:9、120Hz)
画面解像度 1080×2520ドット
サイズ 約67×156×8.2mm
重量 約172g
CPU Snapdragon 8 Gen 1
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
カメラ アウト:約1220万画素(標準、24mm)
+約1220万画素(超広角、16mm)
+約1220万画素(望遠、60mm)
/イン:約1200万画素
バッテリー容量 5000mAh
防水/防塵 ○/○(IP68)
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
カラバリ ブラック、エクリュホワイト、グリーン、ブルー、パープル
 

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