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バッテリーでどこでも120インチでサッカー観戦だ! 「Nebula Capsule 3 Laser」実機レビュー

文●写真 ジャイアン鈴木 + 編集● ASCII PowerReview軍団

2022年11月27日 10時00分

 パフォーマンスについては「AnTuTu Benchmark V9.4.4」をインストールして実行したところ、総合スコアは62780、CPUスコアは17448、GPUスコアは10665、MEMスコアは8249、UXスコアは26418となった。

 最新Androidスマートフォンの総合スコアが100万を超えていることを考えると非常に低く感じるが、各アプリで映像コンテンツを鑑賞しているかぎりでは実用的な速度で動作する。ただ各アプリからホーム画面に戻ったり、ホーム画面からアプリを起動する際には若干の待たされ感はある。

 設定画面などについては下記にいくつか画面写真を掲載したが、Androidスマートフォンを使っているのであれば迷うことなく利用できるだろう。もちろんプロジェクターならではの設定も用意されているが、それほど難しい用語が使われているわけではない。マニュアルには細かな解説は用意されていないが、初めてモバイルプロジェクターを使う方でも特に支障はないと思う。

「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは62780

Android TVのOSバージョンは「11」。「ホーム」、「おすすめ」、「アプリ」とタブが並んでいる

右上の歯車アイコンを選択すると、Androidスマートフォンでおなじみの設定項目が並ぶ

「プロジェクター設定」には、輝度、画像、画像補正、フォーカス設定、音声、Bluetoothスピーカーモード、詳細設定とプロジェクターならではの設定項目が用意されている

Android TVのOSは最新バージョンではないが、OSセキュリティパッチレベルは2022年11月1日と新しい

モバイルプロジェクターの新定番となりうる一台
どこでも大画面でサッカー観戦だ!

 「Nebula Capsule 3 Laser」はカーテンを閉めるなどのある程度の準備は必要だが、単独で持ち運び、どこででも大画面でストリーミングコンテンツなどを楽しめる。またHDMI入力端子を備えているので、ノートPCなどと接続してプレゼン資料を表示したり、大画面でゲームを楽しむことも可能だ。

 価格は前モデルから高くなっているが、レーザー光源の採用、解像度、明るさ、台形補正の自由度などを考えると十分納得できる。モバイルプロジェクターとして少々高めなのは確かだが、その価値は十分あるニューモデルである。

 

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