空間オーディオ対応のコンテンツが必要
今回筆者は1月5日にGoogle Pixel 7のソフトウェアをアップデートして、空間オーディオ再生の試聴と現在の対応状況を調べてみました。
空間オーディオはPixel端末の「設定」からオン・オフを切り換えながら利用できる機能です。有線接続のイヤホン・ヘッドホンの場合は「設定」>「着信音とバイブレーション」の中にある「空間オーディオ」のトグルスイッチを選択します。Bluetoothワイヤレス接続のイヤホン・ヘッドホンの場合は、ペアリングしたデバイスの詳細設定ページごとにスイッチがあります。
空間オーディオの設定ページの表記をよく読むと、臨場感あふれる立体サウンド体験を得るためには「対応するメディア」が必要と書かれています。対応するメディアとは何でしょうか?
例えばホームシアターで迫力あふれる立体サウンド体験を得るため、基本的にはサラウンド音声を収録するコンテンツが必要です。ステレオ音声から擬似的に立体サウンド体験をつくり出すバーチャルサラウンドの技術もありますが、元がサラウンドで制作されているコンテンツの方が豊かな臨場感と迫力が味わえます。
つまり、Google Pixelシリーズによる空間オーディオ体験は、デバイスとコンテンツが対になっているということです。グーグルによる空間オーディオのヘルプ情報を読むと、以下2件の記載があります。
- Google Pixelでは、5.1以上の音声トラックに対応しているストリーミング プラットフォーム(YouTubeなど)の映画を視聴する際に空間オーディオを利用できます。
- ドルビーオーディオまたは5.1と表示されているコンテンツを視聴してください。
※グーグルによる空間オーディオのヘルプ情報より
Google Pixelシリーズでは、YouTubeなどサポートするコンテンツプラットフォーム の「ドルビーオーディオ」または「5.1」と記載された対応コンテンツを再生した時に空間オーディオが利用できるようです。