10月以降の新料金「プランの名前もつけたくなかった」
10月以降、新料金プランに移行するが、S、M、Lという、3つのデータ容量の違いだけ、という立て付けになっている。これも、従来から提供されているプランをベースに、データ容量や金額、あまり使わなかった時は安価にするなどの手が加えられたものに過ぎない。
UQモバイルは6月にプラン改定を行っているが、かつてはワイモバイルをベンチマークとして、容量別のプラン設計にしていた。しかし、6月のプラン改定では楽天モバイルとNTTドコモ「ahamo」を意識した料金プラン設計に変更したのが仇となり、名前からプランの中身が想像できず、わかりにくくなってしまった感がある。
そんななか、ワイモバイルは初志貫徹なプラン変更だったので、わかりやすさが際だった印象だ。
NTTドコモの新料金プラン「irumo」や「exsimo」はプランの名前に個性を出し、思いを込めるといったこともしているが、寺尾氏は「そもそもプランの名前もつけたくなかったぐらいシンプルにしたかった。ただ、請求書に記載するためにどうしても名前はないと困るということで仕方なく名前をつけた」というほどだ。