◆1億画素を含むクワッドカメラを搭載、マクロも対応
HTC U23 Proのカメラ構成はメインの広角カメラが1億800万画素、超広角が800万画素、マクロが500万画素、そして深度測定用に200万画素と合計4つを搭載している。またフロントカメラは3200万画素とこちらも高画質で、セルフィー用途にも向いた製品と言えるだろう。
カメラのUIは一般的なものだ。望遠カメラは搭載していないがデジタルで最大8倍までの撮影が可能。ビデオは4K 30fpsまでに対応。撮影モードは「プロ」「夜景」「動画」「写真」「肖像写真(ポートレート)」「108M」「その他」と並ぶ。解像度の切り替えは設定メニューからできるが、モードの「108M」から直接1億800万画素撮影を選ぶことができる。なお標準撮影時はピクセルビニングにより1200万画素での撮影となる。
ポートレートモードでは0から10までボケを調整できるが、どちらがボケ最大なのかわかるような工夫もされている。その他モードには「スローモーション」「パノラマ」「タイプラプス」「マクロ写真」と、必要十分なモードが揃っている。
以下はHTC U23 Proでの作例だ。
【まとめ】使い勝手のいいミドルレンジ、日本投入に期待
HTC U23 Proはミドルレンジクラスの製品としてはカメラ性能が高く、日常的な利用なら問題なくカバーしてくれる。メタバース系のアプリを使うにはやや非力さも感じられるが、VIVERSE関連アプリをプリインストールすることで、HTCエコシステムへの入口になる製品という役目も果たしている。日本では昨年モデル「Desire 22 Pro」におサイフケータイを搭載した日本ローカライズ製品が投入された。HTCの根強いファンもいることだし、HTC U23 Proもぜひ日本で発売してほしいものだ。