eSIMで通話をしたり、好きなアプリを追加したりもできるが……
HUAWEI WATCH 4には、WATCH GT シリーズやWATCH FIT シリーズにはない、特筆すべき機能があります。eSIMをインストールして、音声通話ができるんです。
eSIM対応のスマートウォッチといえば、Apple Watch、Google Pixel Watchなどがありますが、それらはスマホが近くになくても、スマホと同じ電話番号で通話ができる仕組みです。しかし、HUAWEI WATCH 4のeSIMは、スマホとは別の電話番号のeSIMを取得してインストールする仕組み。どうやら、国によってはスマホと共通の番号にできるようですが、日本では今のところダメなようです。
プリインストールされているアプリの中に「HUAWEI Wallet」というアプリがあります。タップして説明を読むと、クレジットカードを登録して、タッチ決済が利用できそうな雰囲気なのですが、日本は非対応。
「AppGallery」というアプリもあります。これはファーウェイのアプリマーケットで、WATCH 4で使いたいアプリを検索して追加できます。が、普段、iPhoneで使っているようなアプリが見つかるわけではありません。例えば「LINE」「Facebook」などと入力して検索しても「見つかりません」と表示されてしまいます。
クセの原因は「Harmony OS」にアリ
HUAWEI WATCH 4のOSは、ファーウェイ独自の「Harmony OS」です。先述の「Wallet」や「AppGallery」は、Harmony OSに紐づけられる機能で、おそらくHarmony OSを搭載したスマホを使っていれば、ものすごく便利に活用できるのだと思います。
完成度の高い端末なのに。どう使えばいいかがわからないアプリがあったり、使おうとしたら不便だったりするのが、筆者がWATCH 4に感じた「クセ」のようです。ただし、「クセ」って決して悪いわけではなく、個性でもありますよね。次回、さらに使い込んだレポートをお届けします。