このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

祝日本上陸! ライカカメラ搭載「Xiaomi 14 Ultra」ならエモい写真が撮り放題だ (2/3)

文●山根康宏 編集●ASCII

2024年05月09日 12時00分

スマホをカメラに変身させるフォトグラフィーキット

 Xiaomi 14 Ultraは単体で強力なカメラを搭載しているが、フォトグラフィーキット(Photography Kit)を使えば、その姿はデジタルカメラに変身する。フォトグラフィーキットは本体カバー、グリップ、さらに67mmレンズフィルターや装飾リング、ストラップが付属する。

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フォトグラフィーキットのカバーとグリップ

 グリップは1500mAhのバッテリーを内蔵しており、Xiaomi 14 Ultraのバッテリー寿命を23%も延長できる。下部にはUSB Type-Cコネクターがあり、内部にはXiaomi 14 Ultraの底面に接続するためのType-C端子もある。グリップをつけたままグリップ内蔵バッテリーと、Xiaomi 14 Ultraの充電が可能である。

 さらに上部にはシャッターボタンがあり、その周りにはズームレバーも搭載。左に見える赤いボタンはビデオ開始シャッターで、右に見えるのは絞りやシャッター速度など、割り当てをカスタマイズできる回転式のダイヤルだ。

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バッテリー内蔵、かつボタンも搭載する高性能なグリップ

 キットのカバーだけを使うこともできる。これだけでも本体を守ってくれる上に、カメラ周りの装飾リングを交換してデザインを楽しんだり、フィルターを装着できる。グリップを使う場合はこのカバーを装着する必要がある。

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カバーだけを装着した

 カバーにグリップをつけると、もはやスマートフォンとは思えぬ外観となる。グリップの「XIAOMI」ロゴも誇らしげであり、持っているだけでついつい写真を撮りたくなってしまう。

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グリップとカバーを取り付けた

 グリップ・カバーは樹脂製だが、シルバー部分の仕上げは安っぽさを感じさせず、まるで金属素材のようにも見える。グリップ部分はカメラとして使うことを考えると、もう少しでっぱりがあったほうがいいと思えるかもしれないが、このままポケットに入れたり、ディスプレーを見ながらスマートフォンとして使うことを考えると、これくらいのサイズがちょうどいいようだ。

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金属製に見えるカバーとグリップ

 底面側から見ると、グリップ下部にType-C端子と、ストラップホールが見える。ネックストラップをつけて首からぶら下げてもいいし、リストストラップをつけカメラとして使うのもいいだろう。

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底部側の端子類

 この状態で使ってみると、Xiaomi 14 Ultraのホールド感がさらに高まり、さらにシャッターボタンなども押しやすくカメラとしての使い勝手は非常に高い。Xiaomi 14 Ultraにはサードパーティー製のケースも出てくるだろうが、普段はフォトグラフィーキットのケースをつけ、グリップはカバンやポケットに忍ばせておいて写真撮影時に合体させて使うのもよさそうだ。

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グリップは握りやすくボタンも使いやすかった

 ちなみにケースとグリップをつけたまましばらくスマートフォンとしても使ってみた。グリップ部分の厚みはあるもののあえて取り外さずこのまま使うことも困難ではない。撮影後に写真を加工してすぐSNSにアップロードする時も、グリップをつけたままそのまま操作できるはずだ。

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ケースとグリップをつけてもスマートフォンとして十分使える

 ここまでの紹介だけでも優れた機能を持つフォトグラフィーキットだが、カメラ周りは脱着可能なリングとなっており、付属のオレンジ色のリングに付け替えることもできる。すでに海外では非純正品ながらもほかの色のリングも販売されており、カメラ周りのデザインをワンポイントで変えることも可能だ。

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付属のオレンジのリングに付け替えてみた

 そして、これも付属する67mmのフィルターリングを使えばカメラ用のフィルターを装着することが可能になる。スマートフォンのカメラは様々なフィルターや効果をデジタルでかけることができるが、ガラスを加工したフィルターによる光学的なエフェクトは、デジタルでは味わえない独特の印象を与えてくれる。写真のデジタル加工とは別次元となるアナログ加工を楽しめるわけだ。

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67mmフィルターを装着可能なリング

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