ソニーは日本メーカーとして岐路に立っている
昨今の円安基調により、チップを含め、あらゆる部材が高騰している中で、従来の路線を維持するのが難しくなっているはずだ。
この夏商戦において、シャープもAQUOS R9シリーズでは、昨年まであった1インチセンサーの搭載を見送り、チップもSnapdragon 8シリーズではなくなっている。
メーカー関係者は「カメラセンサー、ディスプレー、半導体。スマホ向けの部材メーカーは大量に買ってくれる中国メーカーをターゲットにしている。少量生産の日本メーカーは見向きされなくなりつつある」と語る。
世界に向けて大量生産できるメーカーが、独自の部材を大量に調達し、コストを抑えた製品を市場に投入できる中、日本メーカーとしてどのように生き残っていくのか。まさに岐路に立たされているのかも知れない。