6月のアップデートでPixel 8/8aにもGemini Nano搭載&USB-C経由で大画面出力対応

文●ASCII

2024年06月12日 13時40分

 グーグルは、Pixelシリーズに6月のアップグレード(Feature Drop)の配信を開始。特にPixel 8シリーズには、Gemini Nanoの追加やバッテリー切れ時の位置確認、ベストショット機能などを追加している。

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Pixel 8シリーズを中心に機能追加が目立つアップデートが

8 Proに続いて、Pixel 8/8aにもGemini Nanoが来た
USB Type-C経由での画面出力機能も

 まず注目は、Pixel 8/8aでのGemini Nanoの搭載。すでにPixel 8 Proでの配信は開始されていたが、8/8aでは開発者向けオプションをオンにすることで利用できる。

 具体的な機能としては、レコーダーアプリでの発言者のラベル付けや内容の要約作成を含む、より詳細な文字起こし機能(ただし英語のみ)などがある。

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Gemini Nanoによって大幅に強化された文字起こし機能だが、現時点では英語のみ

 続いては、待望とも言えるUSB Type-C端子を経由した外部ディスプレーの出力。こちらもPixel 8/8 Pro/8aの3機種での対応で、映画やスライドなどを大画面に表示できる。

 バッテリー切れ時の位置情報確認についても8シリーズでの対応。電源オフやバッテリーが切れた状態でも23時間以上デバイスの位置が特定できるというもの。

 カメラアプリでは、Pixel 6以降の機種でHDR+での撮影時にシャッターボタンを1回押すだけで、フォーカスや被写体の表情などを自動で認識し、最適な瞬間のショットを保存してくれる。また、3つのカメラを搭載しているPixel 6 Pro/7 Pro/8 Proでは、撮影時に使用するレンズを手動で選択する機能が追加された。

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自動で表情やフォーカスを認識して、ベストなショットを保存してくれる

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Proシリーズで、撮影時のレンズを手動で選べるように

 このほか、Pixel Watch 2との組み合わせで自動車事故検出機能が追加されている。

 

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